ミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stage 東京楽 観劇

2/20(日)、TOKYO DOME CITY HALLで行われた「ミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stage」東京公演千穐楽を観劇してきました。

 

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まだ大阪公演が5公演ありますが、大阪公演は観に行かない(大阪にいないとは言ってない)ので最後の観劇となりました。今公演の観劇回数は、1・2月は平日が少なくて仕事をあまり休めないのと、Aqoursとドン被りしていたので、通算5回(神奈川公演3回、東京公演2回)と私としては少なめになりました。

テニミュの感想を長文で書くのマジで始めてかも。ちゃんと書けるだろうか。

なお、ガッツリネタバレを含むのでまだ観てなくて大阪公演を観に行くという方は読まないほうがいいと思います(このブログを読む層にそんな人はいないと思います)。

 

『新テニスの王子様』とは

新テニに明るくない読者が少なくとも1人いることを知っているので、まず「新テニとは?」という話をしておきます。

『新テニスの王子様』通称「新テニ」はジャンプSQ.で連載中の漫画で、WJで連載されていた『テニスの王子様』の続編にあたります。テニプリ無印は青春学園中等部に入学したアメリカ帰りの生意気な新入生、越前リョーマが青学(せいがく)の仲間とともに全国優勝を目指す物語で、時期的には春から8月までの話ですが、新テニはその年の冬頃のお話で、U-17日本代表合宿やU-17W杯での戦いを描いています。

新テニを読んだことはなくても「デュークホームラン」とか「デカすぎんだろ…」とかの画像は見たことある人が多いかもしれません。テニスで人が吹っ飛んだり、五感を失ったり、全身が麻痺したり、ネットが炎上したり、巨大化したりと、ツッコミどころは多々あるのですが(原作者がツッコミ待ちって言ってたし)、あくまでそれはテニプリという漫画のひとつの要素で、そういった要素以上にテニスの試合を通して描かれる友情や人間ドラマが私は大好きです。特に新テニは旧テニ以上にキャラのバックグラウンドを深く掘り下げていて、登場キャラ全員が主人公だと言っても過言ではありません(流石に過言)。

とにかくテニプリについてはいくらでも書けそうなのですがそれはこの記事の本旨ではないのでこのへんにしておきます。

オタクはテニプリを読んでください。旧テニは全42巻、新テニはいま35巻です。ラブライブ!アイカツ火ノ丸相撲が好きな人は多分ハマると思います。

 

テニミュとは

ミュージカル『テニスの王子様』は所謂2.5次元ミュージカルで、最近は

300万人の観客を魅了した2.5次元ミュージカルの金字塔

出典: ミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stage 公演パンフレット

多くの実力派俳優を輩出し若手俳優の登竜門ともいわれている

出典: ミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stage 公演パンフレット

と自分でパンフレットに書いしまっています。実際間違っていないです。初演は2003年4月なのでペイちゃんと同い年です。ファン層は9割以上女性で、男性はかなり珍しいです。私の周りだけ男性のテニミュファンが多くて(一体なぜなんでしょうね(すっとぼけ))たまに男4連番とかになるんですがかなり目立ちます。TDCホールとかだと男子トイレがガラガラで助かるんですが、箱によっては男子トイレが潰されてて「男性は多目的トイレ行ってください」って言われたりするのはつらいです。あと上海公演行ったとき男子トイレにふつうに女性がいた。怖いのでやめてください。

2003年〜2010年が1stシーズン(これはレトロニムですね)、2011年〜2014年が2ndシーズン、2015年〜2020年が3rdシーズンとされていて、1シーズンで旧テニの原作全42巻を1周する仕組みになっています。キャストの代替わりも特徴で、シーズンごとにキャストは(一部の例外を除き)全員変わりますし、メイン校となる青学はシーズンの途中にも代変わりがあります。私が初めて生で見たのは3rdシーズンの関東氷帝公演(8代目青学)です。ニコ動で一番有名なあの動画は1stシーズンの関東氷帝公演(2代目青学)です。

 

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そして2020年冬に初めて新テニが舞台化され、ミュージカル『新テニスの王子様』、すなわち新テニミュがスタート。2021年夏にはテニミュ4thシーズンも始まり、どうやら今後は旧テニの公演と新テニの公演を交互に上演していくようです。新テニミュは3rdシーズンまでの演出家が続投し、4thシーズンは完全に新しい演出になっていますが、新テニミュテニミュ4thは同じ役は同じキャストがやっています。また、新テニミュでは1stシーズンや2ndシーズンに出演していたOBが高校生役などで出演したりしているのも(1stや2ndの公演やDVDを見たことがある人にとっては特に)見どころです。

テニミュの演出面での特徴は、SEと照明でテニプリの数多ある技が再現されていることです。実際にはボールは存在しないのにボールが見えてきます。これはマジ。

そしてもう一つは「テニスが強いキャラほど歌が上手い(ことが多い)」ということで、歌が上手い人ほど強キャラを演じがちです。歌の上手さはテニスの上手さです。多少の例外はあるかもしれません。

そして私が感じるテニミュの魅力の大きな要素として「絶妙なダサさ」があります。ドストレートな歌詞だったり、テニスの試合中に突然歌い出したと思ったら海賊船が出てきたり。みんな超絶イケメンで超絶カッコつけてるのに、どこかダサさがある。この不思議なギャップがテニプリの世界観と非常によくマッチしていると感じます。ダサいというとすごく語弊があるんですが、良い意味のダサさなんですよね。説明難しい。そしてこのテニミュの「ダサさ」と近いものがあるのがラブライブ!的ダサさです。特にAqoursが近いかも。だからテニミュのオタクは絶対ラブライブ!にハマるしラブライブ!のオタクは絶対テニミュにハマると思います。テニミュラブライブ!のダサさの話はそのうち気が向いたら掘り下げるかもしれません。今日は本旨ではないのでやめておきます。

あとこれは余談ですが、新テニミュの音楽を担当しているのは『始まりは君の空』の作曲、『私のSymphony』『Tiny Stars』『Starlight Prologue』などの弦編曲を手掛けた兼松 衆氏です。

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テニミュ知らない人向けの前提知識の共有だけで3000字になってしまいました。やばい。てか誰が読むんだよこれ。

そろそろ本題に入ります。

 

平松來馬くんとTOKYO DOME CITY HALL

本題に入るとは言いましたが公演の内容に入るとは言ってません。

私は基本的にテニミュの同じ公演を複数回見るので、回によって全体を俯瞰したり個々人の動きを重点的に見たりしているのですが、この東京楽は平松來馬くんに重点を置いて見ることにしていました。

來馬くんは3rdシーズンから今回の公演まで遠山金太郎を演じている人です。先月20歳になりました。おめでとうございます。

「背が低くて顔もめっちゃかわいいのに超ムキムキ」という点において遠山金太郎を演じるために生まれてきたような人です。かわいい。背が低いと言っても周りの俳優に比べて、なので164cmあるらしいです。

 
 
 
 
 
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そんな來馬くんですが、おそらくは今回の公演で卒業するのではないかと言われています(公式発表はないのですが多くのファンはそう思っていそう)。なので、この公演が平松來馬 as 遠山金太郎にとって最後のTOKYO DOME CITY HALLでの公演となりました(毎回「と考えられている」と書くのは面倒なので以後卒業はするものとして書きます)。

近年ではテニミュといえばTOKYO DOME CITY HALLみたいなところがあり、來馬くんも例に漏れず以下の公演でTOKYO DOME CITY HALLに立ってきました。

  • 3rdシーズン 青学vs四天宝寺 東京凱旋公演 2019/02/07〜02/17(14公演)
  • 3rdシーズン 全国大会 青学vs立海 前編 東京公演 2019/07/11〜07/21(14公演)
  • 同、東京凱旋公演 2019/09/19〜09/29(14公演)
  • 3rdシーズン 全国大会 青学vs立海 後編 東京凱旋公演 2020/02/06〜02/16(16公演)
  • テニミュThe Second Stage 東京公演(今回) 2022/02/11〜02/20(14公演)

これまでに71回立ってきた劇場での最後の公演。來馬くんの集大成ですね。

余談ですが一緒に観に行ったオタクの一人は來馬くんのオタクでした。

 

※ 以下、正式な曲名がまだ発表されていないものは曲名に(仮)を付します。

1幕

♪ チェンジ・チェンジ・チェンジ(仮)

中学生組の全体曲。中学生組の曲はフォーメーションや振り付けなどに従来のテニミュっぽさがあり、そこ中学生らしさが表れている感じがします。曲の爽やかさも中学生要素ですね。一方で新テニミュでは相手が高校生で格上ということで、テニミュの学校曲に多い「俺らは超強いぞお前らなんか一捻りだぜ」みたいなスタンスではなく、「年下だからって舐めるなよ」「負けても諦めずいつかは」みたいな挑戦者ポジションに立った曲になっています。「敗北飛び越え」とか「いつの日か」みたいなソロパートが続く中「ビビってんじゃねえぞ」とかイキってる亜久津、一周回って微笑ましい。そして跡部は「Revolution」で美味しいところ持っていきました。

公演ダイジェストでinstが使われてます

www.youtube.com

 

♪ 俺たちはコーチ(仮)

コーチ陣の曲です。

南次郎とオサムちゃん以外の大人が出てくるのも新テニミュからですね。今回はthe First Stageに引き続き登場となる黒部コーチと、初登場の柘植コーチが出演。柘植コーチ役の進藤 学さんは1stシーズンでバネさんを演じていた人ですが、私は名前を覚えていなかったので言われて気づきました。筋肉がすごい。

冷静に「目も良い 頭も良い 顔も身体もエクセレント イケメンでごめんね」ってなんだよ(神奈川公演初日は笑いが起きてた気がする)。

♪ Geneus(仮)

Geneus 10の全体曲。日本代表の上位10人だけあって曲からしてめちゃくちゃ強そう。テニミュだと(立海以外の)中学生は自らの強さを誇示するためにキレキレのダンスを踊りがちですが、高校生はどっしり構えていて威厳があります。という点において方向性は立海が一番近いですね。The First Stageの高校生組は結構動いていた気がするので高校生は強い人ほど動かなくなるのかもしれません。

めちゃくちゃ格好いい高校生曲ですが、「Geneus Wall 天才が作りし隔たり」はだいぶテニミュっぽい歌詞だなと思いました。

♪ 危険なゲーム的なやつ(仮)

決戦前夜、これから始まる死闘に想いを馳せる入江奏多。今回は基本的には傍観者なので数少ない見せ場ですね。今回も入江役は相葉裕樹さんと泰江和明さんのWキャストですが、東京楽は相葉裕樹デーでした。

相葉裕樹さんはアニメ版で入江役の声優を務めていますがテニミュ的には2・3代目青学の不二周助ですね(上の方に貼った古の動画にも映ってますね)。

とにかく歌がうますぎる。さすが帝劇俳優。

歌詞でも危険とか言ってるし歌ってるの相葉っちだしこれはもう危険なゲームですね。

Round 1: 跡部・仁王ペア vs 越智・毛利ペア

4年と2ヶ月と15日

この試合のテーマはイリュージョン。原作では試合開始前に乾貞治、柳蓮二、三津谷あくとが越知月光と毛利寿三郎のデータを解説してくれますが、新テニミュでは黒部コーチが乾に、柘植コーチが柳にイリュージョンして解説する、はずでした。

神奈川公演などでは黒部コーチが乾に、柘植コーチが柳にイリュージョンして解説していたのですが、この東京公演最終日は黒部コーチが遠野篤京にイリュージョン、からの遠野篤京乾貞治にイリュージョン。柘植コーチが徳川カズヤにイリュージョン、からの徳川カズヤが柳蓮二にイリュージョン、という文字に起こすとパッと見よくわからないことが行われました。まず「イリュージョンする」という動詞がテニプリ分からない人には分からないですね。

遠野篤京役の輝馬さんは2ndシーズンの乾貞治役、徳川カズヤ役の小野健斗さんは1stシーズンの柳蓮二役ということで、実際に乾・柳を演じていた2人が乾・柳にイリュージョンするという粋なサービスでした。

その上1stシーズン・2ndシーズンの関東立海公演で歌われた乾と柳の曲「4年と2ヶ月と15日」のサビを1フレーズ歌うというサプライズまで。

(全国大会はキャスト変わっていたので)両名とも関東立海公演に出ていたということ、そして「4年と2ヶ月と15日」が1stと2ndで共通した楽曲だということ、今回の公演に乾と柳がキャスティングされていないこと、原作で乾と柳の台詞があること、などなどの数々の偶然が重なって生まれた奇跡的な瞬間でした。

♪ 手塚は我慢した(仮)

試合は越智のプレッシャーに負け制球が乱れた跡部を庇い手塚ファントムを連発した仁王が消耗していく展開。手塚ファントムをこれ以上打たないように言った跡部に対し仁王が

跡部よ……俺は誰ぜよ? 
手塚国光なら最後まで諦めない

出典: 『新テニスの王子様』8巻

と返しファントムを打ち続ける名シーンですが、この発言のあとに入った仁王のソロ曲で便利なミームが生まれました。

苦しさが何だ 手塚は克服した
痛みが何だ 手塚は我慢した

これは汎用性高いですね。The Second Stageが始まってからTLで手塚が色んなものを我慢しています。何かに耐えるときに積極的に使っていきたい。

Round2: 石田銀 vs デューク渡邊

銀さんがデュークホームランで吹っ飛ばされて瞬殺される試合で、原作では5ページで終わります。実際今回の公演も銀さんはキャスティングされてなくてテニミュボーイズが演じていますが、原作よりはしっかり試合シーンが描かれました。

銀さんが両手で波動球を打ったり、吹っ飛ばされて亜久津に起こされたりとかなり青学vs四天宝寺で銀さんに挑んだタカさんを彷彿とさせる演出になっていたのがよかったです。

Round3: 木手・丸井ペア vs 遠野・君島ペア

この試合は何と言ってもコート上の処刑人・遠野篤京の狂気っぷりが最高でした。輝馬さんの演技は乾貞治を演じているのをDVDで見たくらいだったので違いすぎてビビりました。

あとワンダーキャッスルの曲のときの真田のポーズが「レッサーパンダの威嚇」ってオタクに言われてからそれにしか見えなくなりました。

Round4: 遠山金太郎 vs 鬼十次郎

金ちゃんはここまで野試合ばっかりだったので、おそらく來馬くんにとって最初で最後のちゃんとした試合。1幕はネットが炎上した後鬼の回想シーンで終わってしまうので、試合が幕を跨ぐ珍しいパターンですね。

回想シーン: 鬼十次郎 vs 平等院鳳凰

5回観劇しましたがこのシーンは東京楽が群を抜いてよかったところのひとつです。先述の通り歌の上手さ=テニスの上手さなのですが、この2人の試合は正に異次元でした。

平等院が歌った後に鬼が歌って、最後に重唱する展開。更には全員出てきて四重唱になって1幕が終わります。オタクはみんな重唱が好きですよね。

東京楽は重唱パートの迫力がダンチでした。

余談ですが平等院の「俺は現実を俯瞰で見ている 異次元の男」という歌詞についてオタクが「多様体を理解している男」って言ってて笑いました。私は多様体わかりません。

 

2幕

♪ たかがテニス(仮)

リョーガの曲。キレキレのダンスで亜久津を翻弄します。ダンスのキレがすごいのもそうなのですが、過去に「お前の大事なテニスは俺にはただの球遊び」と歌っていて(キャストは違う)、またテニスがやりたいとコートに戻ってきた亜久津に対して「俺にとっては遊びだけれど」って歌うの結構残酷だなと思いました。

Round4: 遠山金太郎 vs 鬼十次郎(続き)

金ちゃんがついに天衣無縫の極みに到達。個人的には(他にも多くいそうですが)來馬くんがここまで続投した最大の理由は來馬くんの天衣無縫の極みを実現させるためだと思っているので、この公演で一番見たかったものの一つです。

來馬くん演じる金ちゃんの「おもろいわ だからテニスはやめれへん!」が見られただけでもう満足です。泣きました。

金ちゃんの天衣無縫に呼応して鬼も天衣無縫になり、2人で天衣無縫の曲を歌います。「テニス続けといてよかった」って最高の笑顔で歌う金ちゃんが好きです。

 

Round5: 真田・亜久津ペア vs 種子島・大曲ペア

試合は亜久津と千石の回想シーンから。今までコケにしてきた手前「またテニスをやりたい」とは口が裂けても言えない亜久津。千石に見透かされて空き缶をラケットでゴミ箱にブチ込む名シーンですね。「もう遅えんだよ!」の表情がよかったです。

真田は打った後にもう一度スイングすることで強引に打球の方向を変える「黒色のオーラ」を使い始めますが、黒色のオーラの照明演出が、青い照明が打球の軌跡に沿ってついていく感じになっていて格好良かったです。

しかしこの試合一番の見どころはやはりすべてのショットを無にする種子島修二の「已滅無」でした。種子島修二は飄々としているので曲も当然明るい曲が来るものと思っていたのですが、実際に来たのは「Nothing...」のウィスパーから始まる静かな曲で、正に已滅無の無を体現したような曲。歌詞も「○○やないで Nothing」と否定文が中心でした。曲は静かな一方で歌い方は後半にかけてどんどん力強く、圧倒的な強さを印象付けていました。

 

回想シーン: 徳川カズヤ vs 平等院鳳凰(1年前)

海外帰りでイキっていた徳川のプライドを平等院が粉々に砕くシーン。これ自体は一瞬で終わってしまうのですが、その後の医務室のシーンが入江の日替わりネタになっていました。入江は出番が少ないのでこのシーンの力の入り方がすごかったです。本当は結構シリアスなシーンなんですが。

♪ 二人は兄弟(仮)

リョーマとリョーガの曲。リョーマがかわいい。リョーマ役の今牧輝琉くんは2003年生まれ、テニミュと同い年です。いま高3ですね。

昨年の映画「リョーマ!」で越前家に対する解像度が上がっていたのでこの曲はより刺さりました。

Round6: 徳川カズヤ vs 平等院鳳凰

♪ 阿修羅の神道(仮)

曲調がちょっと東方原曲っぽい。阿修羅の神道に踏み込んだ徳川が俺TSUEEEになって鬼と入江が徳川SUGEEEになってる曲。めちゃくちゃ格好いいのに曲が結構短くてちょっと物足りなかったですね。あと5分くらい聞かせてほしい。

♪ 海の王者(仮)

平等院の曲。原作だと突然海賊が現れて徳川を追い詰め背後から剣で刺すので何が起こっているかさっぱりわからないのですが、テニミュだと突然海賊が現れても特に驚かないので、今にして思えば原作がテニミュの影響を受けたシーンだったのかなと思わなくもないです。

日本代表最強の男なので歌唱力も高く、迫力がすごかったです。

♪ ブラックホール(仮)

スイングで空間を削り取り相手の打球を止める徳川の奥の手「ブラックホール」。冷静に空間を削り取るって何?

ブラックホールとPirates of the Worldは半透明のスクリーンに投影した映像で表現されていました。

アンタ…最低だよ

リョーマ平等院に放った台詞ですが、神奈川公演では「最低だよ」は怒鳴るような演技だったと思います。それが東京楽では静かな怒りを燃やしているような演技になっていました。東京楽の方がぼくは好きですね。

あと1ポイントなんだ

徳川のこの台詞、東京楽での絞り出すような迫真の演技が本当に好きです。

フィナーレ

♪ リーチ・アップ(仮)

いよいよフィナーレ。U-17W杯に向けて準備万端!という曲です。ソロパートがある高校生陣が本当に格好いい。

♪ 俺たちチャレンジャー(仮)

2幕初めての手塚の出番()。アップテンポなリーチ・アップ(仮)とは打って変わってバラード寄りな曲が来ました。ちょっと輝けもっとっぽさを感じた。

♪ チェンジ・チェンジ・チェンジ(仮)〜フィナーレ

冒頭の中学生曲がリプライズ。さらに最後には全員集合したうえで中学生組はThe First Stageのフィナーレ組曲『新しいテニス』から「俺たちテニスの子」のくだりを歌唱。テニスの子本当に好きなので嬉しかったです。

バウ

千穐楽ということで各チーム代表から挨拶。特筆すべきはやはり中学生代表として挨拶した平松來馬くんでしょう。

來馬くんはThe Second Stageには1stシーズン、2ndシーズン、3rdシーズン、4thシーズン、新テニミュThe First Stageに出演していた人が揃っていることに触れつつ涙ぐみながら感謝を述べていました。今回唯一の3rdからの続投組である來馬くん。OBが帰ってきたりなどはありつつも、同じ役としては今回の公演で最も長く務めていることになります。來馬くんの金ちゃんをずっと観てきた私としても來馬くんの今回の挨拶は心に刺さりました。

♪ ディスタンス(サービスナンバー)

The First Stageから引き続きサービスナンバーは「ディスタンス」という時勢を反映した曲。3rdシーズンはコロナ前だったので客席に降りてハイタッチしたりと黄色い声援がたくさん上がる時間でしたが、いまは当然できない。その状況で

ディスタンス ディスタンス ディスタンス
今は離れているけれど
心の中でハグしてる

という歌詞を入れてくるテニミュ、最高ですね。コロナが明けたらアンサーソングが来そうな気がするので今からそれを楽しみにしているところはあります。

おわりに

10,000字超えてしまいました。語彙力が足りなくて書けてないところもたくさんありますが既に公演から3日経っており、鮮度が下がりそうなのでこのへんにしておきます。

 

テニミュ最高なので興味がある方は配信見てみてください。

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