6〜7月にLAに行ってきました

6/30(金)〜7/5(水)でロサンゼルスに遠征していました。

3ヶ月近く経ってしまいましたが、今更ながら遠征レポを書きたいと思います。

なぜ渡米することにしたのか

コロナも明け、今年はAnime Expo案件あるかもしれないな、というのは前々から予想していましたし、「もしLiella!のライブがあるなら渡米しよう」と4月の時点で覚悟は決めていました。

そんな中5/17(水)に、朝起きると公式からこんなツイートが出ていました。

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「Liella!のライブじゃない……!」ということで行くかどうかゼロベースで検討することに。

まず、最も重要なこととして、「これは伊達ちゃんにとって初めての海外イベである」という点がありました。伊達ちゃんが初めて仕事で日本を飛び出して、今まで見たことないものを見る。その瞬間に立ち会えるのはとても価値があることに思われました。

そして、自分にとっては4年前のAqoursのLA公演以来の海外遠征でした。コロナ前にLAで終わっていた自分の海外イベ遍歴を、再びLAから再開するというのも良いなと考えていました。

一方で、それだけでは渡米を決断できませんでした。行くのを躊躇う理由は、金銭的な問題と治安的な問題でした。

4年前にLAに行ったときの円相場は1ドル108円ほど。それに対して今は140円台。完全にぶっ壊れています。さらにアメリカはインフレがひどく、Anime Expoの1日の入場料で言うと4年前75ドルに対して今年は90ドル。もちろん食費も宿泊費も航空券も全部値上がりしています。原油価格もウクライナ情勢などの影響で上がっていて、航空券の値上げに拍車をかけています。

そして治安。LAの治安はコロナ禍を経てかなり悪化しました。コロナ前からLAの治安はあまり良くなく、4年前もUberの車内から道端で突っ立っているヤク中のホームレスを沢山見ました。それが更に悪化しているというし、アジア人に対するヘイトクライムの話も聞くしで、かなり気をつけないといけなさそうという感じがありました。

ライブがあるならこれらを乗り越えてでも渡米しようという覚悟でしたが、ライブはない。この時点ではお渡し会も他のPanelも未発表だったので、推しの初海外イベとはいえ、トークイベント1つのためだけに行くのか?という自分への問いが生じました。

そこで私は「Anime Expo以外の行く理由」を考えることにしました。

まず私が確認したのはAnime Expo会期近辺のエンゼルスのスケジュールです。6/26から7/2まで本拠地アナハイム(AX会場からたったの50km)で7連戦、7/3からはサンディエゴ(AX会場からたったの200km)でパドレスとの3連戦でした。投げるかは分からないものの、打者・大谷翔平はどうやら見ることができそうということがわかりました(4年前は確か2,300km離れたテキサスにいたので、万が一アナハイムの日程が合わずサンディエゴに行くことになったとしても誤差です)。大谷は今年FAになるということで、Anime Expoついでに大谷を見れるのは最後のチャンスになるかもしれません(移籍先がドジャースじゃない限り)。

次に確認したのはシアトルに留学中のオタク(大学時代の友人)のスケジュールです。もしシアトルにいるのであれば帰りにシアトルに立ち寄るのもアリだなと思っていました。確認の結果、「その時期はインターンでLAにいるかも」という斜め上の回答が返ってきました。LAで旧知のオタクとエンカするのは流石に激アツ展開。

これで大谷翔平と旧友という行くべき理由が生まれました。そして最後の理由は自分自身のことです。最近私は英語を少しずつ勉強していて、仕事でも少し英語を話すようになりました。4年前は全然英語ができず、ケンタッキーでフライドチキンを買うのも一苦労だったのですが、今の自分ならもっと現地でコミュニケーションが取れるかもしれない。普段仕事で話すのは「日本語が話せる英語ネイティブ」か「日本語が話せない非ネイティブ」しかいないので、アメリカで「日本語が話せないネイティブ」と話す経験をここで積めるのは、今の自分の英語力を測るいい機会になると考えました。

ここまで行く理由がたくさんあるのなら、旅費も治安ももう些細な問題でした。イベントが発表されたその日の夜、行くことを決断しました。

事前準備

5/17(水) 深夜

飛行機を決めた

まず確認したのが旅費の中で最も大きな割合を占めることが予想される飛行機です。

まずは4年前にも使ったANAの直行便の値段を確認。

40万円でした。

思わず三度見しました。4年前は16万円くらいでしたが……。

Skyscannerで他を確認すると、ZIPAIRでサンフランシスコ経由20万円が最安。しかしこれだと6/30の深夜にLAに着くことになります。7/1にイベントがあることを考えるとこれはかなりリスキーです。遅くとも6/30の昼にはLAXに着きたいので、この経路はボツ(後述しますが、この6/30昼というデッドラインは大正解でした)。

最終的に選ばれたのはアシアナ航空の仁川経由でした。スターアライアンスなのでANAのマイルも貯まりますし、ZIPAIR以外で最安。そして6/30の午前中にはLAXに到着するので、時間帯もぴったり。

復路は7/3(月)23時にLAXを出発する便にしました。この時点ではイベントは7/1のみだったので、丸2日観光に使える計算でした(この時点でサンディエゴに行くことは不可能になりました)。

これで往復28万円(アシアナの新規入会クーポン使って26万円)。

ホテルを決めた

4年前は郊外のAirbnb(治安ヤバいエリアを通らないと辿り着けない)に泊まりましたが、4年前より治安が悪化していることを考えると今回はまともなホテルに泊まるのはMUSTでした。

値段と治安のバランスを考えて、会場のLos Angeles Convention Centerから1kmほど、ダウンタウンリトルトーキョーの間あたりにあるホテルを予約しました。3泊で14万円。

Anime Expo Day1のBadgeを買った

4-Day Badgeを買うか迷って7/1の1-Dayを購入。手数料込み96ドル。

旅行保険に加入した

クレジットカード付帯の旅行保険はあったのですが、アメリカは医療費が高すぎて限度額を貫通することがあるらしいと聞いたので、別途加入しました。

ESTA申請

Electronic System for Travel Authorization。アメリ渡航に必要な電子申請です。忘れないうちにと思い、これもすぐに申請しました。

ここまでやって深夜2時。この時点で手配できるものは一晩ですべて手配しました。

5/25(木) クレカ申込

アメリカであまりメインのクレカを使いたくないこと、海外キャッシングができるカードが欲しかったことからエポスカードを申し込みました。

絵柄はもちろんおかいもの検定です。

5/31(水) 国際免許を取得

職場の上司にLAに行くならジョシュア・ツリー国立公園に行くべきだと言われたので、国際免許を取得しに免許センターへ。

思ったよりも簡単に発行できました。

6/2(金) お渡し会発表

トークの翌日にお渡し会が生えてきました。

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これを受けて7/2の1-Day Badgeを追加購入。こんなことなら最初から4-Dayを買っておけばよかったです。

6/13(火) ホテルを変えた

Anime Expo経由で提携ホテルを予約するとホテルが割引になる、というシステムがあって、これの追加枠が出たのでホテルを変えました。

最初に予約したのは会場から1kmで14万円のホテルでしたが、会場目の前(というか会場の一部)の1,020ドルのMarriottに変更。1kmだとUber使う距離(治安悪くて歩けない)なので、トータルで安くなった上にホテルのグレードも上がりました。

6/20(火) メジャーリーグのチケットを購入

シアトルのオタクが来られることが確定したので野球のチケットを購入。7/1も7/2も野球とイベントが丸被りなので、6/30一択に。6/30の午前中にLAXに到着する飛行機を取ったのがここで効いてきました。せっかく観戦するならなるべく良い席で見ようと内野スタンドの3階席の105ドルの席にしました(2階はもう埋まってました)。

この時点でローテ的に大谷の登板はないことが確定してました。

6/28(水) レンタカーを予約

ダウンタウンにはレンタカー屋がなさそうだったので空港近くで借りることに。

6/29(木) 荷造り

アクスタケースとして使っている無印のパスポートケースを初めて本来の用途で使いました。

スーツケースに何の目印もついていないことに気づいたので、突貫で目印をつけました。

3rd宮城公演のフラスタ装飾に使った布とリボンの端切れを結んだのでスーツケースがWE WILL!!になりました。

渡米

6/30(金)

成田空港はアシアナ航空のカウンターだけ列ができていて、韓国人気を感じました。

外にいてもやることないので、チェックイン後さっさと保安検査を通過して出国。

搭乗口近くのテレビでエンゼルス戦やってて、ちょうど大谷が29号を打ったところでした。翌日の試合を見るということで、30号への期待が高まりました。

そんなこんなで搭乗。

機内食は焼肉弁当と玉子豆腐とワッフルでした。韓国の航空会社らしくコチュジャンもついていたのですが、肉につけると最高でした。

軽く寝ている間に仁川に到着。乗り継ぎの案内板の巨大さが空港の巨大さを実感させます。

乗り継ぎ通路へ。

乗り継ぎの保安検査を通過して出発フロアに到着。流石に機内食だけでは物足りなかったのでフードコートに行きました。めちゃくちゃ混んでいました(仁川、空港の規模に対して飯屋が貧弱すぎませんか?)。

せっかく韓国に来たので韓国料理を食べようとスンドゥブチゲを食べました。めちゃくちゃ辛かったですが、終盤はだんだん舌が慣れてきたのか普通に食べられました。

とはいえ口が完全に終了したので、口直しに飲み物探しの旅へ。

搭乗口の近くにジューススタンドがあったので、オレンジパイナップルジュースを購入。

タッチパネル注文だったのですが、言語選択のUIが最悪すぎて買うのにだいぶ手こずりました。他の外国人も困ってたので助けてあげたりしました。

UIは最悪でしたがジュースはとても美味しかったです。

そしてLAX便に搭乗。A380でした。

夕食は韓国風のチキンカツ丼。またしてもコチュジャンがついていました。

モニタを日本語設定にしたのですが、漢字がところどころ怪しくていわきが岩木になっていたりしました。

食後は頑張って寝ようとしましたがあまり寝られませんでした。隣の席の女の子が前の席の家族にずっとちょっかい出してて目障りすぎました。

夜食に四角いピザが出ました。

めっちゃ食べにくかったです。

寝ているんだか寝ていないんだかよくわからない質の低い睡眠ののち、朝食。

スクランブルエッグやソーセージなど洋食でした。

そんなこんなでLAXに到着。

到着してすぐにこのクソデカ星条旗がお出迎え。

入国審査は基本的に普通の質問だったのですが、「How much cash do you have?」と聞かれたのはちょっと焦りました。ついてからキャッシングで最低限の現金を下ろすつもりだったので1セントも持ってませんでした。さすがに「I have no cash」なんて言ったらまずいなと思い、下ろすつもりだった額である40ドルと答えたのですが。「3泊するのに40ドル? 少なくない?」と当然の返し。「I have a credit card」と言ったら普通に通れました。じゃあなんでcashの額を聞いたん?

兎にも角にもこれにて入国。

ローミング課金していたのですが、どうも調子が悪かったので空港のロビーでSIMを買う羽目になりました。

シアトルのオタクからの連絡が来ないのでロビーをぶらついて暇を潰していると、CDCの職員に声をかけられ、アンケートとCOVIDの抗原検査をやることになりました。海外から来た人に片っ端から声をかけてサンプルを集めているみたいでした。

結局オタクは飛行機が大遅延していると連絡があったので、先にダウンタウンに移動することに。

Uberを呼ぼうとしたのですが、どうもUberはターミナルの前では人を乗せられないらしく、シャトルバスでLAXitなる乗り場まで移動。

Uberが初手でベンツだったのはラッキーでした。渋滞にハマりつつも会場のLACCに到着。LACCは4年前とあまり変わっていないようでした。そしてクソ暑いのも。

バッジの受取を済ませてから荷物を置きにL.A. LIVEにあるホテルへ。

チェックイン開始時刻の2h前だったのですが、もうチェックインできてしまったので取り敢えず部屋へ。

運良く角部屋を引いたのですが、広すぎて爆笑しました。この写真の手前にバカみたいに広い廊下と玄関があります。

昼飯を食べていなかったので、L.A. LIVEのSMASH BURGERなるハンバーガー屋へ。実は4年前も行った店です。Aqoursのライブ2日目、開場前に急いで食べた記憶が蘇ります。

チーズバーガー、ハーブフレーバーのポテト、ドリンクで19.7ドルしました。19.7ドル!!??

ちなみにこの日の1ドルは145円です。

オタクがやっと来たのでUberアナハイムエンゼルスタジアムへ。LAからの距離は新宿〜千葉くらいなので地味に距離があります。エンゼルスがロサンゼルスを名乗ってるのは東京ドイツ村みたいなもんだということがわかりました。

手荷物検査を経て入場。ちなみにアメリカの球場の持ち込み手荷物の制限はかなり厳しいです。

https://www.mlb.com/angels/ballpark/information/guide より引用

そして球場の中はこんな感じ。この周りに何もない感じが最高にカリフォルニアって感じで最高でした。

大谷の第一打席は四球。

その後球場グルメを買うついでに球場内を散策。でかい大谷人形と甲冑がありました。

MVPの展示もありました。

そしてこれが球場グルメのヘルメット型の容器に入ったバカデカいナチョス。ちなみに買いに行ってる間にエンゼルスは満塁被弾していました。

上に乗ってる白い袋はサワークリームです。マジでアメリカンな食べ物。美味しかったですが重すぎて食べきれませんでした。

オタクとビールで乾杯。酒弱いのにこのサイズしか売ってませんでした。

そして6回裏、先頭は大谷。1-0からの2球目でした。

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俺の叫び声がライブでイントロチョンボするときのそれと同じすぎる。

大谷のシーズン30本目、月間15本目とかいう意味不明なホームランを目の当たりにしました。飛距離もシーズン最高だったようです。

6月に15本のホームランはア・リーグ記録タイだとか。

なおエンゼルスは6-2で敗れました。21時過ぎに試合終了。

試合後、Uberで帰ろうとするも全然捕まりませんでした。よく考えたら誰もこんな時間に50kmも走りたくありません。

アナハイムの夜はめちゃくちゃ冷えました。乾燥してるから昼間暑くても夜は普通に気温が下がるんですね。半袖短パンだったので震えていました。

1hほど待ってようやく捕まえ、23時過ぎにようやくホテルに帰還。

これはエンゼルスのユニとキャップを買ってご満悦のわたし。

7/1(土)

4時に起床し、1人で5時前にホテルを出発。この日はシアトルのオタクは別行動。

LACCの向かいにあるセブンイレブンで飲み物を買って待機列へ。

既にかなり並んでました。遅かったか。

列で何人もラブライブ!のオタクっぽい人を見かけました。何人かに話しかけられました。

そのうちの一人(日本語ペラペラでした)とは結構長いこと雑談していました。私が日本から来たことを知るとかなり驚いていました。

9:45頃、入場開始。しかし少し移動経路をミスって1分ロスしたため、バンナムブースは既に地獄絵図でした。狭い通路に人が押し寄せ、身動きが取れない状態。「ちゃんと列に並べ!」と叫ぶスタッフと、「列どこにあんねん!」と叫ぶオタク。スタッフに何人かのオタクが詰め寄って「ちゃんと列整理しろや」と問い詰めていて、怒号が飛び交うカオス状態でした。

そんな中、ブースの入口に「Line is closed」の貼り紙が貼られ、待機列が締め切られました。え? もしかして詰み? ここまで来て買えないなんてことある? と顔面蒼白に。他のオタクもかなり混乱していて、列が閉じられてもブースの周辺にオタクが溜まり続けていました。

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もうダメかもしれないと思ったとき、ブースの中の列に開場前に雑談していた現地民のオタクを見つけました。ダメ元で「私の分も買ってくれませんか?」と頼んだところ、本人の購入額の倍以上のものをお願いしてしまったのに、親切にも快く代行してくれました。

お渡し会のチケットは2限なので、2人で1回ずつを分け合う形。普通に「自分で2回接近するんで!」って断られても不思議はない中で、機会を分け与えてくれたことに本当に感謝しかありません。

待機列でたまたま知り合っていなければお願いすることもできなかったわけで、本当に奇跡でした。

アクスタなどお渡し会以外も全部代行をお願いしたことで現金が400ドルも必要になったので、現地オタクと共にATMを探しました。

取り敢えずホテルのロビーには確実にあったことを覚えていたので、一旦会場を出てホテルに戻りました。バンナムブースのすぐ近く、同じホール内にATMがあったことに気づいたのは翌日のことでした……。

ATMでの1回の取引で下ろせる上限額は200ドルだったので2回に分けなければなりませんでした。

オタクに400ドルを20ドル札20枚で支払い、ようやくお渡し会への参加権を得ました。

その後は昼からのスクフェス2のPanelのために会場に戻りました。やはり昼飯は食べられないらしい。

スクフェス2のPanelの開催情報はスクフェスGL版公式Twitterでしか発表されておらず、ラブライブ!公式Twitterでは一切アナウンスがなかったので、オタクは私が教えるまで存在を認識していなかったようでした。少しでも恩返しができてよかったです。

中庭みたいなところの待機列にしばらく並んだ後、カンファレンスルーム的な部屋へ移動。

12:30からスクフェス2のトークショーでした。キャストが登場したときの歓声が日本のそれとは比べ物にならないほどの大熱狂で、本当に待ち望んでいたんだなと思い知らされました。

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その後そのまま同じ部屋で、しれっとゲスト出演が発表されていたBandai Namco Filmworks Industry Panelも見ました。

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最初の20分くらいがラブライブ!シリーズコーナーで、キャスト3人が登壇してLAに降り立った感想や作品の見どころなどを話していました。その後はガンダムの話でした。

その後は夜のイベントの会場であるMarriott、つまり泊まっているホテルに移動。今度は待機列も屋内だしカーペット敷きだったので助かりました。

1つ前のObey Me!なる乙女ゲームの枠から入場。Obey Me!も日本から男性声優が来るタイプのトークショーで、現地のオタクの熱量の高さを後ろから眺めていました。

Obey Me!終了後、オタク大移動。3列目の上手側に陣取りました。

そしていよいよ「Nice to See You in LA!」がスタート。

トークの後、幻ヨハ1話の上映会がありました。伊達ちゃんやまゆちが幻ヨハの話してるのはなかなか新鮮な感じがしました。

さらにトークパートを挟んで"Sing Along With Us" sessionへ。

青空Jumping Heart、虹色Passions!、START!! True dreamsをTVサイズで会場のみんなで歌いました。合唱とはいえ、イベントでシリーズ越境で歌うのはこれがラブライブ!シリーズ史上初めてだったはずです。ここでしか聴けない「津島善子中須かすみ、澁谷かのん Ver.」の歌唱に、予告されていたことなのに脳の処理が追いつきませんでした。

そして最後にもう1曲、サプライズでユメ語るよりユメ歌おうも歌唱。合唱といえばやはりEDということでこれを聴けたのもよかったです。fwfwは嫌いだけど。

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1.5hほどのイベントでしたが、大満足でした。

(惜しむらくは、歌唱時に3人とも下手側にあるスクリーンの前から動かなかったこと。上手の席にいたので見にくかったです)

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イベント後はシアトルのオタクと合流して夕食へ。朝からコカ・コーラ40 fl ozしかカロリーを摂取しておらず、流石に腹ペコでした。炭酸抜きコーラで1日活動するのは無理がある。

ホテルの近くのFleming’s Prime Steakhouse & Wine Barというステーキハウスへ。

Prime Dry-Aged Ribeye: 72ドル

16 oz(= 453.6g)もあってデカすぎてひっくり返りました。味付けは塩胡椒ですがかなり塩が多め。ひと口目は今まで食べたステーキで一番美味しかったかもしれません。

Baked Potato Plain or Loaded: 15ドル

人生で見た中で一番デカいジャガイモ。皮についている白いのは全部塩です。

アイスクリームみたいに見える丸い物体はバターです。奥の白いのはサワークリーム。おかしいだろこの国。

Chipotle Cheddar Mac & Cheese: 16ドル

マカロニチーズ。これもとんでもなく味が濃い。

全部めちゃくちゃ美味かったのですが、全部主役級に味が濃くて主役級に重い。

ステーキは1人1枚、他は2人でシェアしたのですが、結局食べ切れずにパックに入れて部屋に持ち帰りました。どう考えてもステーキもシェアで十分でした。

疲れ果てたのでホテルに帰ってすぐ寝ました。

7/2(日)

体力切れを感じたのでゆっくり寝てRed Bullキメてお昼前にAXに入場。お渡し会まで少し時間があったのでオタクと展示を見て回りました。

コスプレ広場的なところ。

サイゲブース。

ヨハネのBLAZE in the DEEPBLUEの展示。

コスプレやったことある人なら知ってるアシストウィッグのブースがありました。

実物大?のギア4ルフィ。

ブシロードブースの裏にひっそりスクフェス2コーナーがありました。

SNSフォローでポストカードをゲット。

WE WILL!! MASTERをフルコンしたら何かもらえるっぽかったので挑戦しましたが、流石に初めて触るサイズのタブレットでは無理がありました。

そんなこんなでお渡し会の時間になったのでオタクと別れて会場に移動。既に結構並んでいました。

列の入口にいた日本人スタッフに「どこから来たんですか?」と聞かれて「千葉です」と言ったら「え、日本からですか!?」と驚かれました。日本から来たと思ったから日本語で聞いたんじゃないのか。

お渡し会は伊達ちゃん→きゃん→まゆちの順で1人10秒ほど。

伊達ちゃん

伊達: Hello!

ぼく: こんにちは!日本から来ました

伊達: 日本から!ありがとうー!

ぼく: 澁谷かのん役としての伊達ちゃんとお話しできるのは初めてなので嬉しいです!

伊達: ありがとう!

ぼく: かのんちゃんの歌が大好きです。かのんちゃんが大好きで、もう色落ちちゃったけど髪をかのんちゃんカラーにしました。

伊達: ほんと?すごい!

(剥がし)

ぼく: 4thライブ全通します!

伊達: ありがとう!

きゃん

小林: Hello!

ぼく: こんにちは、日本から来ました!

小林: 日本から来たんだ!ありがとう!

ぼく: 4年前のAqoursのライブぶりにLAに来られてうれしいです!

小林: あれもう4年前か!近くの会場でやったんだよね!

ぼく: あそこでしたね!すごく楽しかったです。 あそこでBrightest Melodyが聴けたのがすごい嬉しかったです。

小林: 懐かしいなー。地震あったよね?

ぼく: 地震ありましたねー

(剥がし)

小林: ありがとう〜

まゆち

相良: Hello!

ぼく: こんにちは!日本から来ました!

相良: 日本から!ありがとう!

ぼく: 無敵級がきっかけで虹を応援し始めて。

相良: ほんと?ありがとう!

ぼく: Margaretがきっかけでかすみんが好きになりました。Margaretみたいなかすみんの健気さが大好きです。

相良: じゃあアンニュイかすみんに墜ちちゃったんですね〜

ぼく: はい! かすみん大好きです〜

(剥がし)

相良: ロスまでありがとう〜

3人とも話す内容は決めていったのですが、きゃんは4年前のライブの話を膨らませてくれて話が脱線したので言おうと思っていたこととは全然違う話になりました。ですが逆に大きく脱線したために成り行き任せで焦らずに話せた気がします。他2人は話すときにかなり焦ってしまいました(かのん推しでかすみん推しなのでそのせいもかなりありますが)。

お渡し会終了後、気が抜けたのか一気に疲れが襲ってきました。めちゃくちゃ体が重くて微熱がありそうな感じでした。

時差ボケで寝不足の状態でビールを飲み深夜のアナハイム(気温15℃)で半袖短パンで1hもUberを待ち身体が冷え、更に翌日は炭酸抜きコーラ40 fl ozだけで1日乗り切る超限界日程だったので、流石に体が悲鳴をあげたようです。

オタクにスポーツドリンクと風邪薬を買ってきてもらいました。アメリカで売ってるスポーツドリンク、ゲータレードしかありません。アメリカを感じる色。

風邪薬は1回分にアセトアミノフェンが650mg(カロナールの3倍)入ってるアメリカ人サイズの処方で、めちゃくちゃに効きました。

オタクは夕方シアトルに帰り、一人に。

夕飯を食べに行く元気もなかったのでUber EatsでChipotleのブリトーボウルを注文。パクチー抜き忘れたので普通に苦行でした。半分も食べ切れず冷蔵庫へ。

結局そのまま寝ました。

7/3(月)

普通に体調悪かったのですが、ホテルはチェックアウトしないといけないし、チェックアウトしたら夜までやることないしで、予定通りレンタカーを借りることに。

チェックアウト後、Uberで空港近くのレンタカー屋へ。敷地の外の道で降りたのですが、徒歩で敷地に入ることが考慮されていない構造だったので入るのに苦労しました。

借りた車はヒュンダイKONA。コンパクトSUVです。

左ハンドルも右側通行も初めてでしたが、意外となんとかなりました。左ハンドル故に無意識に右に寄ってしまうのだけは修正に苦労しました(コンパクトカーにしてよかった)。

140マイルほど運転してYucca Valleyへ。途中休憩できる場所が全然なく、ノンストップで東京〜掛川くらいの距離を運転しました。

ウォルマートで休憩。

何もかもが巨大でした。

ウォルマートに入っていたバーガーキングで昼食。

あまり食欲がなかったので、ワッパーJr.セット9.23ドル。

ワッパーの味は日本とあんまり変わりませんでした。ポテトは多分日本の方が美味しいです。

食後は更に4マイルほど東に走ってジョシュア・ツリー国立公園のビジターセンターに到着。

入場券を買いつつ少し休憩しました。外気温は99°F(= 38°C) ほどで、灼熱でした。

ビジターセンターの外にジョシュア・ツリー国立公園の案内板がありました。東京都の1.5倍くらいの面積があるらしいです。

ビジターセンターから更に3kmくらい走って国立公園の区域内に入ると一面の荒野。

こんな感じで道路はしっかりと整備されてました(奥の方に行くとオフロードもあるみたいですが)。

かのんちゃん、ジョシュア・ツリー国立公園だよ……

少し進むだけで全然違う雰囲気になって不思議でした。

動画も撮ったのでYouTubeに上げました(初めての動画なので色々雑ですが生暖かい目で見てください)。

www.youtube.com

時間があまりなかったので1hほど園内を走ってTwentynine Palmsという町に通じる出口から出ました。たった1h走っただけでも色々な景色が見られて面白かったので、いつかもっとゆっくり回ってみたいなと思いました(東京都の1.5倍あるわけですし……)。

出た後ひたすらまっすぐ下り坂で、Twentynine Palmsの町を見下ろせました。

ロサンゼルスに戻るため再びハイウェイとフリーウェイを西へ。帰りは流石に休憩しないとしんどそうだったので、途中のWhitewater休憩所に寄りました。外は108°F (=42°C)だったので車から一歩も出ず、エンジンかけたまま15分くらい仮眠を取りました。

Whitewaterから更に2.5hほどフリーウェイを爆走し、なんとかLAXのレンタカー屋に帰還。終盤だいぶ眠くて生きた心地がしませんでした(ロサンゼルス中心部にはPAが全然なかった)。

レンタカー屋からシャトルバスで空港に移動しました。バスで寝ぼけてたら寝過ごしたので第5ターミナルからBターミナルまで歩いて移動する羽目になりました。

Bターミナルはロビーが狭くて碌な店もないので手荷物を預けてすぐに出国しました。

制限エリア内のPanda Expressへ。アメリカ風中華料理のチェーンです。

12.7ドルのプレートにオレンジチキンと炒飯、そして追加料金1.75ドル課金でHoney Walnut Shrimpを選択。水が750mLで4.59ドルしてワロタになりました。

オレンジチキンとHoney Walnut Shrimpはめちゃくちゃ味が濃い一方で、炒飯はめちゃくちゃ薄くてべちゃべちゃしてました。アメリカ人が中華料理作るとこうなるのか……という驚きと、ある種の納得感がありました。

食後、仁川便に搭乗してさらに機内食を食べました。ビビンバでした。4日ぶりに食べる東アジアの味に涙が出そうになりました。日本の味と韓国の味は全然違いますが、アメリカの食事に比べれば故郷の味みたいなものでした。

7/5(水)

7/4は時差に埋もれて消滅しました。朝食はパンケーキでした。

仁川に朝の4時に到着し、眠い目を擦りながら乗継の保安検査場を通過。成田便は9時発なので7:30頃まで搭乗口の前のベンチで寝てました。

仁川には乗継客向けの仮眠スペース(スーパー銭湯にあるみたいなやつ)があるのですが、普通に埋まっていました。

たまたま往路のLA便と同じ搭乗口だったので、往路でオレンジパイナップルジュースを買ったあのジューススタンドでマンゴージュースを買いました。

マンゴージュースを飲んでしばらくすると搭乗開始。A380でした。だから同じ搭乗口だったのかもしれないですね。

機内食は再びチキンカツ丼。往路に食べたので目新しさはありませんでした。

昼頃に帰国。到着ロビーに出る瞬間のこれが一番帰ってきた感があったかもしれません。

家に帰ってひたすら爆睡しました。

おわりに

  • 伊達ちゃんの初海外イベを見届ける
  • 大谷翔平を見る
  • オタクに会う
  • 今の英語力を試す

という行くことを決めた時点での目標をすべて達成することができました。更に

  • 初めて「澁谷かのん役の」伊達ちゃんに接近できた。
  • 伊達ちゃんが青ジャンや虹パ、ユメユメを歌っている貴重な瞬間に立ち会えた
  • 初めて海外で車を運転できた
  • ジョシュア・ツリー国立公園で絶景を見れた

と、払った金銭的・時間的コスト以上の価値がある体験を沢山することができました。本当にLAに行ってよかったです。

来年もしNovoやMicrosoft TheaterなどでLiella!のライブがあったりしたらまた渡米したいです。来年はもうちょっとゆとりのある日程を組めるように、貯金をしておこうと思います。