Liella! 5th福岡公演にソロフラスタを出しました

1/20(土)〜1/21(日)、小倉の西日本総合展示場にて開催の「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 5th LoveLive! ~Twinkle Triangle~」福岡公演に、澁谷かのんちゃんと伊達ちゃんに宛てて個人でフラワースタンドを出しました。 3rd宮城・埼玉、4th千葉に続く、4度目のソロフラスタです。

前回のフラスタについてはこちら。

p5750.hatenablog.com

制作記録

12/11: シェキラ☆☆☆、ライブKV解禁

5thライブの開催が発表された段階で、どこかでフラスタを出そうとは何となく思っていましたが、異次元フェス翌日のこの日、生放送でテーマソング『シェキラ☆☆☆』とライブのキービジュが解禁されました。

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あまりにも良すぎる! 衣装も今までにないテイストで、5thライブへの期待感がますます高まりました。

一方で、キービジュとCDジャケットのみからフラスタを作るのは私のアプローチだとかなり厳しいので、この段階ではフラスタのモチーフは決めきれていませんでした。

12/13: FNS歌謡祭 第2夜 出演

ここでまさかのシェキラ☆☆☆をシェキラ☆☆☆衣装で初披露。

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キャストが実際に着ている衣装のディティールをTVで見て、衝撃を受けました。 衣装が好き過ぎて一刻も早くこの衣装のフラスタを出したい気持ちになりました。

ソロフラスタに必要なのは狂気だと以前亡き友人が言っていましたが、まさにその狂気が沸々と湧いてきました。

そして衣装の資料写真が大量に供給されたので、シェキラ☆☆☆衣装でのフラスタ制作を決心しました。

構想

いつものようにiPadで雑に図を描いて構想。

シェキラ☆☆☆衣装の特徴は色々ありますが、やはり目を引くのはアシンメトリーなジャケットではないでしょうか。しかし、これまでの私のフラスタはどれもスカートのみで、上半身は作ったことがありませんでした。そもそもスタンドの形状的に上半身は合わせづらく、見栄えを損ねてしまう可能性が高いです。

最初は上半身部分をうまいことスカートのデザインとして落とし込むことを検討しましたが、どうにもしっくり来ません。

そこで、上半身部分はパネルとして表現するという手法を思いつきました。

パネル部分はIllustratorでいい感じに描けば制作期間も短縮できそうです。

しかし、シェキラ☆☆☆に狂っていた私はここで制作期間の短縮ではなく、狂気の手段を選択しました。パネルに布を貼り付けるという方法です。作り方は全く異なりますが、平面上に衣装を表現するという発想自体は伝統工芸品の押絵羽子板から得ています。

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12/17〜22: 発注

お花屋さんに問い合わせ、細かい仕様を調整。今回はフラスタ福岡さんにお願いしました(蓮1stのときに知り合いのオタクがソロで出していたので、オタクに花屋を聞きました)。

お花の種類などはサクッと決まったのですが、スタンドの寸法がこれまでお願いしてきたお店とは異なったので、装飾の寸法などの確認に少し時間がかかりました。こちらの細かい質問にも答えてくださって有り難かったです。

発注と支払完了後、自作部分をいつまでに送付すればいいか確認したところ、1/8必着(=1/6発送)とのこと。思っていたより1週間早くて流石に青ざめました。まあ完全に先に確認しなかった自分が悪いです。

この時点であと15日しか制作期間がありません。正気の沙汰ではない。

12/25: 買い出し

12/23〜24は虹6thで遠征だったので衣装の作業は何もできず(一応新幹線で宛名パネルのデザインは進めてました)。

12/25は急遽仕事を休んでオカダヤで買い出し。発送〆切まであと12日……。

なお、この日の夜から制作に入りましたが、あまりにもデスマすぎて過程の写真も撮っていないし、どの時点でどこまでできていたのかもあまり覚えていないです。

12/30: 追加買い出し

買い忘れが発覚したので下剋上球児のイベントのついでに同じららぽーとに入ってたユザワヤで購入。

12/31

紅白も見ずにひたすら作業。作業してたら気づいたら年が明けていました。結局27時ごろまでやってたと思います。

元日: 宛名パネル入稿

これはクリスマス時点でほぼできていたので軽く修正して入稿しました。

今回はキービジュやロゴをイメージして背景をグラデーションにしたり、星を散りばめたりしました。フォントも初めてserifにしています。

例によってACCEAでした。

「1/2発送って入稿時点で書いてあったけど年始で開いてる店舗少ないので1/3発送になります」って1/3に電話来ました。お正月からお仕事させちゃって本当にごめんなさい。

1/4: 宛名パネル到着

ACCEAからパネルが到着。上々の仕上がり。

1/6: 衣装部分完成・発送

〆切当日の昼過ぎになんとか完成に漕ぎ着けました。

ハンガーに吊るして組み立てイメージ。

上半身パネルを考慮して今回のスカートは余白大きめに作っています。余力があれば腰のボタン?ベルト?みたいなパーツもつけたかったですが時間切れ。

スカートは開くとこんな感じです。プリーツ部分の丈は本当はあと3cmくらい長いはずだったのですが、多分どこかで計算をミスっています。

プリーツ部分は紐で本体に繋がっていますが、流石に紐で荷重を支えているわけじゃなく、飾りです(多分本家もそう)。

続いてパネル部分。最初の構想では長方形でしたが、肩のラインの見栄えを考慮してこの形になりました。

ジャケットのストライプ部分の生地がウールでめちゃくちゃ高かった(4,300円/m)ので作るときはかなり緊張感がありました。化繊のストライプが見つからなかったので。

胸のLiella!マークと校章は気が狂って刺繍してしまいました。初めてやった割にはきれいにできた気がします。3年生を表す三ッ星の徽章は星を布用ボンドで固定しました。

ネクタイピンはこんな感じになりました。

ベースにしたのはAmazonで見つけたこちら。どうも3期生のネクタイピンっぽい感じがします。

徽章に使った星とネクタイピンにチェーンでぶら下がっていた星をはんだ付けして三ッ星に改造しました。一番小さい星は接着面が非常に小さいのでとても難しかったです。

以上をパネルとともに宅急便で発送しました。

1/9

お花屋さんから荷物を受領した旨連絡をいただきました。これでひと安心。

1/19

搬入日。羽田に向かっている途中でお花屋さんから搬入完了の報をいただきました。

感想

今回は上半身をパネルで表現する手法を採用したり、刺繍やはんだ付けの工程があるなど、これまで作ってきたものとはまた違ったフラスタになりました。スカート部分もプリーツがあったりハトメに紐を通しての編み込みと初めての挑戦の連続で、3rd宮城で初めてフラスタを制作したときのようなワクワクがありました。

そして何度やっても課題点が尽きることはなく、次の機会ではより良いものにしようと制作中何度も感じました。

衣装(のようなもの)を実際に作ってみて、実際の衣装が高度なプロの技術を結集して作られているんだということを素人ながらに感じています。オサレカンパニーさんいつもありがとうございます。

おわりに

素晴らしいフラスタを仕上げてくださったフラスタ福岡さん、お正月にも関わらず爆速でパネルを作成していただいたACCEA渋谷店さん、毎度毎度お世話になっている新宿オカダヤさん、そして現地で私のフラスタをご覧いただいた皆さんに心から感謝いたします。

今回のライブでも開催を祝すこの気持ちを渾身の力でフラスタにぶつけることができました。改めて、5thライブご出演おめでとうございます。

フラスタを作っていたら始まってしまった2024年。今年もLiella!とかのんちゃんと、そして伊達ちゃんとともに駆け抜けていきたいです。

著者近影

6〜7月にLAに行ってきました

6/30(金)〜7/5(水)でロサンゼルスに遠征していました。

3ヶ月近く経ってしまいましたが、今更ながら遠征レポを書きたいと思います。

なぜ渡米することにしたのか

コロナも明け、今年はAnime Expo案件あるかもしれないな、というのは前々から予想していましたし、「もしLiella!のライブがあるなら渡米しよう」と4月の時点で覚悟は決めていました。

そんな中5/17(水)に、朝起きると公式からこんなツイートが出ていました。

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「Liella!のライブじゃない……!」ということで行くかどうかゼロベースで検討することに。

まず、最も重要なこととして、「これは伊達ちゃんにとって初めての海外イベである」という点がありました。伊達ちゃんが初めて仕事で日本を飛び出して、今まで見たことないものを見る。その瞬間に立ち会えるのはとても価値があることに思われました。

そして、自分にとっては4年前のAqoursのLA公演以来の海外遠征でした。コロナ前にLAで終わっていた自分の海外イベ遍歴を、再びLAから再開するというのも良いなと考えていました。

一方で、それだけでは渡米を決断できませんでした。行くのを躊躇う理由は、金銭的な問題と治安的な問題でした。

4年前にLAに行ったときの円相場は1ドル108円ほど。それに対して今は140円台。完全にぶっ壊れています。さらにアメリカはインフレがひどく、Anime Expoの1日の入場料で言うと4年前75ドルに対して今年は90ドル。もちろん食費も宿泊費も航空券も全部値上がりしています。原油価格もウクライナ情勢などの影響で上がっていて、航空券の値上げに拍車をかけています。

そして治安。LAの治安はコロナ禍を経てかなり悪化しました。コロナ前からLAの治安はあまり良くなく、4年前もUberの車内から道端で突っ立っているヤク中のホームレスを沢山見ました。それが更に悪化しているというし、アジア人に対するヘイトクライムの話も聞くしで、かなり気をつけないといけなさそうという感じがありました。

ライブがあるならこれらを乗り越えてでも渡米しようという覚悟でしたが、ライブはない。この時点ではお渡し会も他のPanelも未発表だったので、推しの初海外イベとはいえ、トークイベント1つのためだけに行くのか?という自分への問いが生じました。

そこで私は「Anime Expo以外の行く理由」を考えることにしました。

まず私が確認したのはAnime Expo会期近辺のエンゼルスのスケジュールです。6/26から7/2まで本拠地アナハイム(AX会場からたったの50km)で7連戦、7/3からはサンディエゴ(AX会場からたったの200km)でパドレスとの3連戦でした。投げるかは分からないものの、打者・大谷翔平はどうやら見ることができそうということがわかりました(4年前は確か2,300km離れたテキサスにいたので、万が一アナハイムの日程が合わずサンディエゴに行くことになったとしても誤差です)。大谷は今年FAになるということで、Anime Expoついでに大谷を見れるのは最後のチャンスになるかもしれません(移籍先がドジャースじゃない限り)。

次に確認したのはシアトルに留学中のオタク(大学時代の友人)のスケジュールです。もしシアトルにいるのであれば帰りにシアトルに立ち寄るのもアリだなと思っていました。確認の結果、「その時期はインターンでLAにいるかも」という斜め上の回答が返ってきました。LAで旧知のオタクとエンカするのは流石に激アツ展開。

これで大谷翔平と旧友という行くべき理由が生まれました。そして最後の理由は自分自身のことです。最近私は英語を少しずつ勉強していて、仕事でも少し英語を話すようになりました。4年前は全然英語ができず、ケンタッキーでフライドチキンを買うのも一苦労だったのですが、今の自分ならもっと現地でコミュニケーションが取れるかもしれない。普段仕事で話すのは「日本語が話せる英語ネイティブ」か「日本語が話せない非ネイティブ」しかいないので、アメリカで「日本語が話せないネイティブ」と話す経験をここで積めるのは、今の自分の英語力を測るいい機会になると考えました。

ここまで行く理由がたくさんあるのなら、旅費も治安ももう些細な問題でした。イベントが発表されたその日の夜、行くことを決断しました。

事前準備

5/17(水) 深夜

飛行機を決めた

まず確認したのが旅費の中で最も大きな割合を占めることが予想される飛行機です。

まずは4年前にも使ったANAの直行便の値段を確認。

40万円でした。

思わず三度見しました。4年前は16万円くらいでしたが……。

Skyscannerで他を確認すると、ZIPAIRでサンフランシスコ経由20万円が最安。しかしこれだと6/30の深夜にLAに着くことになります。7/1にイベントがあることを考えるとこれはかなりリスキーです。遅くとも6/30の昼にはLAXに着きたいので、この経路はボツ(後述しますが、この6/30昼というデッドラインは大正解でした)。

最終的に選ばれたのはアシアナ航空の仁川経由でした。スターアライアンスなのでANAのマイルも貯まりますし、ZIPAIR以外で最安。そして6/30の午前中にはLAXに到着するので、時間帯もぴったり。

復路は7/3(月)23時にLAXを出発する便にしました。この時点ではイベントは7/1のみだったので、丸2日観光に使える計算でした(この時点でサンディエゴに行くことは不可能になりました)。

これで往復28万円(アシアナの新規入会クーポン使って26万円)。

ホテルを決めた

4年前は郊外のAirbnb(治安ヤバいエリアを通らないと辿り着けない)に泊まりましたが、4年前より治安が悪化していることを考えると今回はまともなホテルに泊まるのはMUSTでした。

値段と治安のバランスを考えて、会場のLos Angeles Convention Centerから1kmほど、ダウンタウンリトルトーキョーの間あたりにあるホテルを予約しました。3泊で14万円。

Anime Expo Day1のBadgeを買った

4-Day Badgeを買うか迷って7/1の1-Dayを購入。手数料込み96ドル。

旅行保険に加入した

クレジットカード付帯の旅行保険はあったのですが、アメリカは医療費が高すぎて限度額を貫通することがあるらしいと聞いたので、別途加入しました。

ESTA申請

Electronic System for Travel Authorization。アメリ渡航に必要な電子申請です。忘れないうちにと思い、これもすぐに申請しました。

ここまでやって深夜2時。この時点で手配できるものは一晩ですべて手配しました。

5/25(木) クレカ申込

アメリカであまりメインのクレカを使いたくないこと、海外キャッシングができるカードが欲しかったことからエポスカードを申し込みました。

絵柄はもちろんおかいもの検定です。

5/31(水) 国際免許を取得

職場の上司にLAに行くならジョシュア・ツリー国立公園に行くべきだと言われたので、国際免許を取得しに免許センターへ。

思ったよりも簡単に発行できました。

6/2(金) お渡し会発表

トークの翌日にお渡し会が生えてきました。

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これを受けて7/2の1-Day Badgeを追加購入。こんなことなら最初から4-Dayを買っておけばよかったです。

6/13(火) ホテルを変えた

Anime Expo経由で提携ホテルを予約するとホテルが割引になる、というシステムがあって、これの追加枠が出たのでホテルを変えました。

最初に予約したのは会場から1kmで14万円のホテルでしたが、会場目の前(というか会場の一部)の1,020ドルのMarriottに変更。1kmだとUber使う距離(治安悪くて歩けない)なので、トータルで安くなった上にホテルのグレードも上がりました。

6/20(火) メジャーリーグのチケットを購入

シアトルのオタクが来られることが確定したので野球のチケットを購入。7/1も7/2も野球とイベントが丸被りなので、6/30一択に。6/30の午前中にLAXに到着する飛行機を取ったのがここで効いてきました。せっかく観戦するならなるべく良い席で見ようと内野スタンドの3階席の105ドルの席にしました(2階はもう埋まってました)。

この時点でローテ的に大谷の登板はないことが確定してました。

6/28(水) レンタカーを予約

ダウンタウンにはレンタカー屋がなさそうだったので空港近くで借りることに。

6/29(木) 荷造り

アクスタケースとして使っている無印のパスポートケースを初めて本来の用途で使いました。

スーツケースに何の目印もついていないことに気づいたので、突貫で目印をつけました。

3rd宮城公演のフラスタ装飾に使った布とリボンの端切れを結んだのでスーツケースがWE WILL!!になりました。

渡米

6/30(金)

成田空港はアシアナ航空のカウンターだけ列ができていて、韓国人気を感じました。

外にいてもやることないので、チェックイン後さっさと保安検査を通過して出国。

搭乗口近くのテレビでエンゼルス戦やってて、ちょうど大谷が29号を打ったところでした。翌日の試合を見るということで、30号への期待が高まりました。

そんなこんなで搭乗。

機内食は焼肉弁当と玉子豆腐とワッフルでした。韓国の航空会社らしくコチュジャンもついていたのですが、肉につけると最高でした。

軽く寝ている間に仁川に到着。乗り継ぎの案内板の巨大さが空港の巨大さを実感させます。

乗り継ぎ通路へ。

乗り継ぎの保安検査を通過して出発フロアに到着。流石に機内食だけでは物足りなかったのでフードコートに行きました。めちゃくちゃ混んでいました(仁川、空港の規模に対して飯屋が貧弱すぎませんか?)。

せっかく韓国に来たので韓国料理を食べようとスンドゥブチゲを食べました。めちゃくちゃ辛かったですが、終盤はだんだん舌が慣れてきたのか普通に食べられました。

とはいえ口が完全に終了したので、口直しに飲み物探しの旅へ。

搭乗口の近くにジューススタンドがあったので、オレンジパイナップルジュースを購入。

タッチパネル注文だったのですが、言語選択のUIが最悪すぎて買うのにだいぶ手こずりました。他の外国人も困ってたので助けてあげたりしました。

UIは最悪でしたがジュースはとても美味しかったです。

そしてLAX便に搭乗。A380でした。

夕食は韓国風のチキンカツ丼。またしてもコチュジャンがついていました。

モニタを日本語設定にしたのですが、漢字がところどころ怪しくていわきが岩木になっていたりしました。

食後は頑張って寝ようとしましたがあまり寝られませんでした。隣の席の女の子が前の席の家族にずっとちょっかい出してて目障りすぎました。

夜食に四角いピザが出ました。

めっちゃ食べにくかったです。

寝ているんだか寝ていないんだかよくわからない質の低い睡眠ののち、朝食。

スクランブルエッグやソーセージなど洋食でした。

そんなこんなでLAXに到着。

到着してすぐにこのクソデカ星条旗がお出迎え。

入国審査は基本的に普通の質問だったのですが、「How much cash do you have?」と聞かれたのはちょっと焦りました。ついてからキャッシングで最低限の現金を下ろすつもりだったので1セントも持ってませんでした。さすがに「I have no cash」なんて言ったらまずいなと思い、下ろすつもりだった額である40ドルと答えたのですが。「3泊するのに40ドル? 少なくない?」と当然の返し。「I have a credit card」と言ったら普通に通れました。じゃあなんでcashの額を聞いたん?

兎にも角にもこれにて入国。

ローミング課金していたのですが、どうも調子が悪かったので空港のロビーでSIMを買う羽目になりました。

シアトルのオタクからの連絡が来ないのでロビーをぶらついて暇を潰していると、CDCの職員に声をかけられ、アンケートとCOVIDの抗原検査をやることになりました。海外から来た人に片っ端から声をかけてサンプルを集めているみたいでした。

結局オタクは飛行機が大遅延していると連絡があったので、先にダウンタウンに移動することに。

Uberを呼ぼうとしたのですが、どうもUberはターミナルの前では人を乗せられないらしく、シャトルバスでLAXitなる乗り場まで移動。

Uberが初手でベンツだったのはラッキーでした。渋滞にハマりつつも会場のLACCに到着。LACCは4年前とあまり変わっていないようでした。そしてクソ暑いのも。

バッジの受取を済ませてから荷物を置きにL.A. LIVEにあるホテルへ。

チェックイン開始時刻の2h前だったのですが、もうチェックインできてしまったので取り敢えず部屋へ。

運良く角部屋を引いたのですが、広すぎて爆笑しました。この写真の手前にバカみたいに広い廊下と玄関があります。

昼飯を食べていなかったので、L.A. LIVEのSMASH BURGERなるハンバーガー屋へ。実は4年前も行った店です。Aqoursのライブ2日目、開場前に急いで食べた記憶が蘇ります。

チーズバーガー、ハーブフレーバーのポテト、ドリンクで19.7ドルしました。19.7ドル!!??

ちなみにこの日の1ドルは145円です。

オタクがやっと来たのでUberアナハイムエンゼルスタジアムへ。LAからの距離は新宿〜千葉くらいなので地味に距離があります。エンゼルスがロサンゼルスを名乗ってるのは東京ドイツ村みたいなもんだということがわかりました。

手荷物検査を経て入場。ちなみにアメリカの球場の持ち込み手荷物の制限はかなり厳しいです。

https://www.mlb.com/angels/ballpark/information/guide より引用

そして球場の中はこんな感じ。この周りに何もない感じが最高にカリフォルニアって感じで最高でした。

大谷の第一打席は四球。

その後球場グルメを買うついでに球場内を散策。でかい大谷人形と甲冑がありました。

MVPの展示もありました。

そしてこれが球場グルメのヘルメット型の容器に入ったバカデカいナチョス。ちなみに買いに行ってる間にエンゼルスは満塁被弾していました。

上に乗ってる白い袋はサワークリームです。マジでアメリカンな食べ物。美味しかったですが重すぎて食べきれませんでした。

オタクとビールで乾杯。酒弱いのにこのサイズしか売ってませんでした。

そして6回裏、先頭は大谷。1-0からの2球目でした。

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俺の叫び声がライブでイントロチョンボするときのそれと同じすぎる。

大谷のシーズン30本目、月間15本目とかいう意味不明なホームランを目の当たりにしました。飛距離もシーズン最高だったようです。

6月に15本のホームランはア・リーグ記録タイだとか。

なおエンゼルスは6-2で敗れました。21時過ぎに試合終了。

試合後、Uberで帰ろうとするも全然捕まりませんでした。よく考えたら誰もこんな時間に50kmも走りたくありません。

アナハイムの夜はめちゃくちゃ冷えました。乾燥してるから昼間暑くても夜は普通に気温が下がるんですね。半袖短パンだったので震えていました。

1hほど待ってようやく捕まえ、23時過ぎにようやくホテルに帰還。

これはエンゼルスのユニとキャップを買ってご満悦のわたし。

7/1(土)

4時に起床し、1人で5時前にホテルを出発。この日はシアトルのオタクは別行動。

LACCの向かいにあるセブンイレブンで飲み物を買って待機列へ。

既にかなり並んでました。遅かったか。

列で何人もラブライブ!のオタクっぽい人を見かけました。何人かに話しかけられました。

そのうちの一人(日本語ペラペラでした)とは結構長いこと雑談していました。私が日本から来たことを知るとかなり驚いていました。

9:45頃、入場開始。しかし少し移動経路をミスって1分ロスしたため、バンナムブースは既に地獄絵図でした。狭い通路に人が押し寄せ、身動きが取れない状態。「ちゃんと列に並べ!」と叫ぶスタッフと、「列どこにあんねん!」と叫ぶオタク。スタッフに何人かのオタクが詰め寄って「ちゃんと列整理しろや」と問い詰めていて、怒号が飛び交うカオス状態でした。

そんな中、ブースの入口に「Line is closed」の貼り紙が貼られ、待機列が締め切られました。え? もしかして詰み? ここまで来て買えないなんてことある? と顔面蒼白に。他のオタクもかなり混乱していて、列が閉じられてもブースの周辺にオタクが溜まり続けていました。

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もうダメかもしれないと思ったとき、ブースの中の列に開場前に雑談していた現地民のオタクを見つけました。ダメ元で「私の分も買ってくれませんか?」と頼んだところ、本人の購入額の倍以上のものをお願いしてしまったのに、親切にも快く代行してくれました。

お渡し会のチケットは2限なので、2人で1回ずつを分け合う形。普通に「自分で2回接近するんで!」って断られても不思議はない中で、機会を分け与えてくれたことに本当に感謝しかありません。

待機列でたまたま知り合っていなければお願いすることもできなかったわけで、本当に奇跡でした。

アクスタなどお渡し会以外も全部代行をお願いしたことで現金が400ドルも必要になったので、現地オタクと共にATMを探しました。

取り敢えずホテルのロビーには確実にあったことを覚えていたので、一旦会場を出てホテルに戻りました。バンナムブースのすぐ近く、同じホール内にATMがあったことに気づいたのは翌日のことでした……。

ATMでの1回の取引で下ろせる上限額は200ドルだったので2回に分けなければなりませんでした。

オタクに400ドルを20ドル札20枚で支払い、ようやくお渡し会への参加権を得ました。

その後は昼からのスクフェス2のPanelのために会場に戻りました。やはり昼飯は食べられないらしい。

スクフェス2のPanelの開催情報はスクフェスGL版公式Twitterでしか発表されておらず、ラブライブ!公式Twitterでは一切アナウンスがなかったので、オタクは私が教えるまで存在を認識していなかったようでした。少しでも恩返しができてよかったです。

中庭みたいなところの待機列にしばらく並んだ後、カンファレンスルーム的な部屋へ移動。

12:30からスクフェス2のトークショーでした。キャストが登場したときの歓声が日本のそれとは比べ物にならないほどの大熱狂で、本当に待ち望んでいたんだなと思い知らされました。

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その後そのまま同じ部屋で、しれっとゲスト出演が発表されていたBandai Namco Filmworks Industry Panelも見ました。

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最初の20分くらいがラブライブ!シリーズコーナーで、キャスト3人が登壇してLAに降り立った感想や作品の見どころなどを話していました。その後はガンダムの話でした。

その後は夜のイベントの会場であるMarriott、つまり泊まっているホテルに移動。今度は待機列も屋内だしカーペット敷きだったので助かりました。

1つ前のObey Me!なる乙女ゲームの枠から入場。Obey Me!も日本から男性声優が来るタイプのトークショーで、現地のオタクの熱量の高さを後ろから眺めていました。

Obey Me!終了後、オタク大移動。3列目の上手側に陣取りました。

そしていよいよ「Nice to See You in LA!」がスタート。

トークの後、幻ヨハ1話の上映会がありました。伊達ちゃんやまゆちが幻ヨハの話してるのはなかなか新鮮な感じがしました。

さらにトークパートを挟んで"Sing Along With Us" sessionへ。

青空Jumping Heart、虹色Passions!、START!! True dreamsをTVサイズで会場のみんなで歌いました。合唱とはいえ、イベントでシリーズ越境で歌うのはこれがラブライブ!シリーズ史上初めてだったはずです。ここでしか聴けない「津島善子中須かすみ、澁谷かのん Ver.」の歌唱に、予告されていたことなのに脳の処理が追いつきませんでした。

そして最後にもう1曲、サプライズでユメ語るよりユメ歌おうも歌唱。合唱といえばやはりEDということでこれを聴けたのもよかったです。fwfwは嫌いだけど。

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1.5hほどのイベントでしたが、大満足でした。

(惜しむらくは、歌唱時に3人とも下手側にあるスクリーンの前から動かなかったこと。上手の席にいたので見にくかったです)

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イベント後はシアトルのオタクと合流して夕食へ。朝からコカ・コーラ40 fl ozしかカロリーを摂取しておらず、流石に腹ペコでした。炭酸抜きコーラで1日活動するのは無理がある。

ホテルの近くのFleming’s Prime Steakhouse & Wine Barというステーキハウスへ。

Prime Dry-Aged Ribeye: 72ドル

16 oz(= 453.6g)もあってデカすぎてひっくり返りました。味付けは塩胡椒ですがかなり塩が多め。ひと口目は今まで食べたステーキで一番美味しかったかもしれません。

Baked Potato Plain or Loaded: 15ドル

人生で見た中で一番デカいジャガイモ。皮についている白いのは全部塩です。

アイスクリームみたいに見える丸い物体はバターです。奥の白いのはサワークリーム。おかしいだろこの国。

Chipotle Cheddar Mac & Cheese: 16ドル

マカロニチーズ。これもとんでもなく味が濃い。

全部めちゃくちゃ美味かったのですが、全部主役級に味が濃くて主役級に重い。

ステーキは1人1枚、他は2人でシェアしたのですが、結局食べ切れずにパックに入れて部屋に持ち帰りました。どう考えてもステーキもシェアで十分でした。

疲れ果てたのでホテルに帰ってすぐ寝ました。

7/2(日)

体力切れを感じたのでゆっくり寝てRed Bullキメてお昼前にAXに入場。お渡し会まで少し時間があったのでオタクと展示を見て回りました。

コスプレ広場的なところ。

サイゲブース。

ヨハネのBLAZE in the DEEPBLUEの展示。

コスプレやったことある人なら知ってるアシストウィッグのブースがありました。

実物大?のギア4ルフィ。

ブシロードブースの裏にひっそりスクフェス2コーナーがありました。

SNSフォローでポストカードをゲット。

WE WILL!! MASTERをフルコンしたら何かもらえるっぽかったので挑戦しましたが、流石に初めて触るサイズのタブレットでは無理がありました。

そんなこんなでお渡し会の時間になったのでオタクと別れて会場に移動。既に結構並んでいました。

列の入口にいた日本人スタッフに「どこから来たんですか?」と聞かれて「千葉です」と言ったら「え、日本からですか!?」と驚かれました。日本から来たと思ったから日本語で聞いたんじゃないのか。

お渡し会は伊達ちゃん→きゃん→まゆちの順で1人10秒ほど。

伊達ちゃん

伊達: Hello!

ぼく: こんにちは!日本から来ました

伊達: 日本から!ありがとうー!

ぼく: 澁谷かのん役としての伊達ちゃんとお話しできるのは初めてなので嬉しいです!

伊達: ありがとう!

ぼく: かのんちゃんの歌が大好きです。かのんちゃんが大好きで、もう色落ちちゃったけど髪をかのんちゃんカラーにしました。

伊達: ほんと?すごい!

(剥がし)

ぼく: 4thライブ全通します!

伊達: ありがとう!

きゃん

小林: Hello!

ぼく: こんにちは、日本から来ました!

小林: 日本から来たんだ!ありがとう!

ぼく: 4年前のAqoursのライブぶりにLAに来られてうれしいです!

小林: あれもう4年前か!近くの会場でやったんだよね!

ぼく: あそこでしたね!すごく楽しかったです。 あそこでBrightest Melodyが聴けたのがすごい嬉しかったです。

小林: 懐かしいなー。地震あったよね?

ぼく: 地震ありましたねー

(剥がし)

小林: ありがとう〜

まゆち

相良: Hello!

ぼく: こんにちは!日本から来ました!

相良: 日本から!ありがとう!

ぼく: 無敵級がきっかけで虹を応援し始めて。

相良: ほんと?ありがとう!

ぼく: Margaretがきっかけでかすみんが好きになりました。Margaretみたいなかすみんの健気さが大好きです。

相良: じゃあアンニュイかすみんに墜ちちゃったんですね〜

ぼく: はい! かすみん大好きです〜

(剥がし)

相良: ロスまでありがとう〜

3人とも話す内容は決めていったのですが、きゃんは4年前のライブの話を膨らませてくれて話が脱線したので言おうと思っていたこととは全然違う話になりました。ですが逆に大きく脱線したために成り行き任せで焦らずに話せた気がします。他2人は話すときにかなり焦ってしまいました(かのん推しでかすみん推しなのでそのせいもかなりありますが)。

お渡し会終了後、気が抜けたのか一気に疲れが襲ってきました。めちゃくちゃ体が重くて微熱がありそうな感じでした。

時差ボケで寝不足の状態でビールを飲み深夜のアナハイム(気温15℃)で半袖短パンで1hもUberを待ち身体が冷え、更に翌日は炭酸抜きコーラ40 fl ozだけで1日乗り切る超限界日程だったので、流石に体が悲鳴をあげたようです。

オタクにスポーツドリンクと風邪薬を買ってきてもらいました。アメリカで売ってるスポーツドリンク、ゲータレードしかありません。アメリカを感じる色。

風邪薬は1回分にアセトアミノフェンが650mg(カロナールの3倍)入ってるアメリカ人サイズの処方で、めちゃくちゃに効きました。

オタクは夕方シアトルに帰り、一人に。

夕飯を食べに行く元気もなかったのでUber EatsでChipotleのブリトーボウルを注文。パクチー抜き忘れたので普通に苦行でした。半分も食べ切れず冷蔵庫へ。

結局そのまま寝ました。

7/3(月)

普通に体調悪かったのですが、ホテルはチェックアウトしないといけないし、チェックアウトしたら夜までやることないしで、予定通りレンタカーを借りることに。

チェックアウト後、Uberで空港近くのレンタカー屋へ。敷地の外の道で降りたのですが、徒歩で敷地に入ることが考慮されていない構造だったので入るのに苦労しました。

借りた車はヒュンダイKONA。コンパクトSUVです。

左ハンドルも右側通行も初めてでしたが、意外となんとかなりました。左ハンドル故に無意識に右に寄ってしまうのだけは修正に苦労しました(コンパクトカーにしてよかった)。

140マイルほど運転してYucca Valleyへ。途中休憩できる場所が全然なく、ノンストップで東京〜掛川くらいの距離を運転しました。

ウォルマートで休憩。

何もかもが巨大でした。

ウォルマートに入っていたバーガーキングで昼食。

あまり食欲がなかったので、ワッパーJr.セット9.23ドル。

ワッパーの味は日本とあんまり変わりませんでした。ポテトは多分日本の方が美味しいです。

食後は更に4マイルほど東に走ってジョシュア・ツリー国立公園のビジターセンターに到着。

入場券を買いつつ少し休憩しました。外気温は99°F(= 38°C) ほどで、灼熱でした。

ビジターセンターの外にジョシュア・ツリー国立公園の案内板がありました。東京都の1.5倍くらいの面積があるらしいです。

ビジターセンターから更に3kmくらい走って国立公園の区域内に入ると一面の荒野。

こんな感じで道路はしっかりと整備されてました(奥の方に行くとオフロードもあるみたいですが)。

かのんちゃん、ジョシュア・ツリー国立公園だよ……

少し進むだけで全然違う雰囲気になって不思議でした。

動画も撮ったのでYouTubeに上げました(初めての動画なので色々雑ですが生暖かい目で見てください)。

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時間があまりなかったので1hほど園内を走ってTwentynine Palmsという町に通じる出口から出ました。たった1h走っただけでも色々な景色が見られて面白かったので、いつかもっとゆっくり回ってみたいなと思いました(東京都の1.5倍あるわけですし……)。

出た後ひたすらまっすぐ下り坂で、Twentynine Palmsの町を見下ろせました。

ロサンゼルスに戻るため再びハイウェイとフリーウェイを西へ。帰りは流石に休憩しないとしんどそうだったので、途中のWhitewater休憩所に寄りました。外は108°F (=42°C)だったので車から一歩も出ず、エンジンかけたまま15分くらい仮眠を取りました。

Whitewaterから更に2.5hほどフリーウェイを爆走し、なんとかLAXのレンタカー屋に帰還。終盤だいぶ眠くて生きた心地がしませんでした(ロサンゼルス中心部にはPAが全然なかった)。

レンタカー屋からシャトルバスで空港に移動しました。バスで寝ぼけてたら寝過ごしたので第5ターミナルからBターミナルまで歩いて移動する羽目になりました。

Bターミナルはロビーが狭くて碌な店もないので手荷物を預けてすぐに出国しました。

制限エリア内のPanda Expressへ。アメリカ風中華料理のチェーンです。

12.7ドルのプレートにオレンジチキンと炒飯、そして追加料金1.75ドル課金でHoney Walnut Shrimpを選択。水が750mLで4.59ドルしてワロタになりました。

オレンジチキンとHoney Walnut Shrimpはめちゃくちゃ味が濃い一方で、炒飯はめちゃくちゃ薄くてべちゃべちゃしてました。アメリカ人が中華料理作るとこうなるのか……という驚きと、ある種の納得感がありました。

食後、仁川便に搭乗してさらに機内食を食べました。ビビンバでした。4日ぶりに食べる東アジアの味に涙が出そうになりました。日本の味と韓国の味は全然違いますが、アメリカの食事に比べれば故郷の味みたいなものでした。

7/5(水)

7/4は時差に埋もれて消滅しました。朝食はパンケーキでした。

仁川に朝の4時に到着し、眠い目を擦りながら乗継の保安検査場を通過。成田便は9時発なので7:30頃まで搭乗口の前のベンチで寝てました。

仁川には乗継客向けの仮眠スペース(スーパー銭湯にあるみたいなやつ)があるのですが、普通に埋まっていました。

たまたま往路のLA便と同じ搭乗口だったので、往路でオレンジパイナップルジュースを買ったあのジューススタンドでマンゴージュースを買いました。

マンゴージュースを飲んでしばらくすると搭乗開始。A380でした。だから同じ搭乗口だったのかもしれないですね。

機内食は再びチキンカツ丼。往路に食べたので目新しさはありませんでした。

昼頃に帰国。到着ロビーに出る瞬間のこれが一番帰ってきた感があったかもしれません。

家に帰ってひたすら爆睡しました。

おわりに

  • 伊達ちゃんの初海外イベを見届ける
  • 大谷翔平を見る
  • オタクに会う
  • 今の英語力を試す

という行くことを決めた時点での目標をすべて達成することができました。更に

  • 初めて「澁谷かのん役の」伊達ちゃんに接近できた。
  • 伊達ちゃんが青ジャンや虹パ、ユメユメを歌っている貴重な瞬間に立ち会えた
  • 初めて海外で車を運転できた
  • ジョシュア・ツリー国立公園で絶景を見れた

と、払った金銭的・時間的コスト以上の価値がある体験を沢山することができました。本当にLAに行ってよかったです。

来年もしNovoやMicrosoft TheaterなどでLiella!のライブがあったりしたらまた渡米したいです。来年はもうちょっとゆとりのある日程を組めるように、貯金をしておこうと思います。

Liella! 4th千葉公演にソロフラスタを出しました

8/19(土)〜8/20(日)、幕張メッセにて開催の「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 4th LoveLive! Tour ~brand new Sparkle~ 千葉公演<KALEIDOSCORE edition>」に澁谷かのんちゃんと伊達ちゃんに宛てて個人でフラワースタンドを出しました。3rdで2回出したので、3度目のソロフラスタとなります。

前回のフラスタについてはこちら。

p5750.hatenablog.com

千葉公演はKALEIDOSCORE editionなのでユニット的にはかのんちゃんは当番回ではないですが、4thライブの開幕を祝して最初の公演地である千葉で出すことにしました。

Second Sparkleの衣装をイメージした装飾類を自作し、お花にはマリーゴールドと百合を入れてもらいました。

制作記録

本来であれば前回までと同様に時系列に沿って制作記録を書きたいところですが、過程のログを詳細に残す余力も記事を書く余力もあんまりないので、今回は軽めに書きます。

5/19: ユニット名決選投票開始

この日、ユニット名の最終候補が発表されました。

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万が一にも自分の案が通ったりしたらそのユニットのお花出したいなと思っていたのですが、最終候補に自分の案がなかったのでこれまで通りかのんちゃんと伊達ちゃん宛てで出すことにしました。

6月上旬: お花屋さんに連絡

まだセカスパ衣装をモチーフにすること以外何も決まっていなかったものの、取り敢えずお花屋さんに連絡して枠を確保しました。今回も前回の埼玉と同じ川崎の...and flowerさんにお願いしました。

6/27: Jump Into the New Worldジャケット公開

モチーフをJump Into the New Worldに変えるかどうか少し悩みましたが、資料が少ないので現段階で手を出す勇気は流石になく、セカスパで続行することにしました。

というのも、私はモチーフを装飾に落とし込むとき、キャストが着用した衣装の写真を無限に眺めながら構想していくという方法を取ってきたので、ジャケ絵くらいしか資料がない段階では今までの方法が使えないからです。

7月中旬: 方針決定

LAに行ったり上海の準備(チケ取り)をしたりしていたら何もできないまま7月中旬になっていました。

この複雑なセカスパ衣装をこれまでのような方向性でフラスタに落とし込むのはどう考えても1ヶ月では無理でした。

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そこで今回は衣装を再現せず、特徴となる要素を抜き出して構成することにしました。

ギンガムチェックと白無地の組み合わせ、という特徴を活かしたスカートと、もう一つの大きな特徴であるチェーンを配置。

これなら2〜3週間あれば作れると判断しました。

7/28: 寸法決定

方針が決まってすぐに上海に行ってしまったので、7月末になってようやく実作業開始。

内径40cm、外径200cmの全円で作ることにしました。45°ずつ白無地とギンガムチェックが繰り返す形。

7/29: 日暮里へ

サマステ後に日暮里へ。

白無地は前回も使ったアムンゼンギンガムチェックは綿にしました。予定があり日暮里に長居できなかったのでチェーン探しはまた別の機会に。

2〜3週間でできると言っていたけど、もう〆切まで2週間ちょっとしかありません。

8/2: 新宿オカダヤでチェーン購入

仕事に向かう途中にオカダヤに寄ってチェーンと布用両面テープを購入しました。

埼玉のフラスタができた後に裁縫有識者から端処理は両面テープを使うと速くできるとオススメされていたのを思い出したので。

8/5: パネル入稿

セカスパモチーフということで、パネルは原宿に出ていたこの広告をイメージして作ることに。

というわけでこんな感じになりました。

8/7: パネル納品

アクセアが爆速で仕上げてくれました。ゴールドの色合いもグレーの透過もほぼ狙い通り。

8/12: スカート完成

過程の写真を何も撮っていないのですが、なんとかスカートも完成しました。

当初の予定を変更し、ギンガムチェック部分は扇形ではなく長方形にしました。どっちかというとこの変更は見栄え的にはマイナスになってしまった可能性があります。幅40cmくらいにしたのですが、20cmで十分だった感があります。

ただ、長方形にしたことで工数的には多分0.5人日くらい削減されて、徹夜をせずに済みました。ギンガムチェックの模様はそのまま定規代わりになりました。

初めて採用した布用両面テープですが、初速こそかなり速くなったものの、結局後から要所要所で補強のために縫う必要があり、縫うときに針がベタベタになるのでトータルでプラマイゼロくらいでした。今回のように全体的に使うことはもうないと思います。局所的に使えそうなところがあれば、という感じ。今回で向き不向きがわかったのは収穫でした。

チェーンはパール含めて3種類用意し、それぞれ5cmずつ長さを変えて全部が見えるようにしました。銀のチェーンがめちゃくちゃ重いので、軽量化の意味もあります。チェーンを短くしないと重みでスカートが潰れてしまうので。

8/13: スカートとパネルを輸送

3月に親の車をガソスタのポールにぶつけて以来、「父親がゴルフに行く前日に親の車に乗ってはいけない」のでタイムズカーでスカートとパネルを川崎まで輸送しました。

いつもより中原街道が空いていたのでスムーズに行けて有り難かったです。

お花屋さんの近所だったので、ついでに豚星。を食べました。

8/18: 搬入日

お昼にお花屋さんから電話が来て、スカートの取り付けの向きなどについて認識合わせをしました。

そのあたりを事前にしっかり伝えておけばよかったと反省。

おわりに

まずは、今回も素晴らしいお花を仕上げてくださった...and flowerさん、スカートについて助言をくれた皆さん、会場でお花を見てくれた皆さんに心より感謝いたします。

今回は時間のない中で、自分の目指したい形とどうやって折り合いをつけていくかが問われた制作作業になりました。3rdのような膨大な工数で殴るタイプの作業も楽しかったですし、それで出来上がったお花についても色んな知り合いから褒めてもらったりはしたのですが、今回はまた別のベクトルでの面白味があったように思います。

一方で、スカートを自作するという、言ってしまえばイレギュラーな作り方のお花しか出したことがないのはそれはそれで勿体ないような気もするので、装飾もお花屋さんにお任せする一般的な作り方の経験も積んだほうが(お花屋さんとのコミュニケーションの面で)よいのかな、と思わなくもありません。今回もお花屋さんとのコミュニケーションの領域で反省点があったわけですし。

次にお花を発注するのがいつになるのかはまだわかりませんが、フラスタの出来だけではなく、もっとプロセス全体として改善できたらいいなと思います(多分これはある種の職業病ですね)。

結局のところ、私はお花を出すという行為にハマってしまったので、今後もちょくちょく出していきたいと思います。

5ヶ月間をざっくり振り返る

お久しぶりです。多忙のためしばらくブログを更新できずにいましたが、少しだけ落ち着いたので、休止していた間の出来事を軽く振り返っておこうと思います。

前回のブログは3月初週のLiella! 3rd埼玉公演だったので、それ以降について。

3月

11・12日: Aqours White Day Concert

幕張まで親の車まで行ったら擦った回。イベ被りしていたMEGA VEGASの方に行けば事故らなかったのに……と後悔したりもしましたが、Landing action Year!!や未来の僕らは知ってるよ決めたよHand in Handといった曲が聴けたので自分を許せました。

14日: Second Sparkleフラゲ

仕事を休んで渋谷・原宿を回りつつ、ゲーマーズでSecond Sparkleをフラゲ

三脚を持って行って広告を長時間露光で撮ったりしました。

18・19日: QU4RTZ Fluffy Magic

ニジガクユニットライブの最後の1組。QU4RTZはシンプルに曲が好きなのでとても楽しかったです。PASTELが好きすぎる。

21日: ペイトン尚未 1st LIVE「魔法」

ペイちゃんのイベントに参加したのは去年7月のバースデーイベント以来でした。

歌唱力の高さと人柄のおかげでカバー曲ほとんど知らないのにとても楽しめました。

25日: RRRを観た

オタクに早く観ろと言われていたRRRをアクアシティのユナイテッドシネマで観ました。3hずっと面白いとんでもない映画でした。

26日: 美容室に行った

長年通った1000円カットを卒業し、原宿のsaiさんに行きました。染める勇気が出ず、とりあえず黒髪のままでしたがちゃんと美容室でそれなりの金をかけてやってもらうと見違えたように見栄えがよくなるという当たり前の事実を確認しました。

29日: 第8回『アニラジアワード』授賞式

伊達ちゃん警戒案件。結果、伊達ちゃんはハチのばでひとりラジオ賞を受賞してとても良かったです。

4月

1日: 令和五年度 ハチのば成長発表会

オタクがとにかくうるさかった印象。八景島ロケの映像はとても良かったです。

オタクが病んでたので花見をしながら相談に乗ったりしていました。

9日: リエラジ!公開録音

ピューロランドでの2期生公録。2期生の1年間での成長と関係性の変化が感じられる、良いイベントでした。

チケは第1部だけ持っていたのでその後はオタクと軽くピューロ回ってました。

「Nakayoku Connect」っていうショーがめちゃくちゃ良かったです。

21日: 蓮ノ空「Dream Believers」リリイベ

蓮の最初のイベント。色んなところが今までのラブライブ!シリーズにはないもので新鮮であると同時に、スクールアイドルの概念は通底しているということがこのイベントからもよく伝わってきました。本当に楽しいイベントでした。

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23日: ラブライブ!ANN公開収録 & Liyuu Concert TOUR2023「LOVE in koii」神奈川公演

昼は日比谷公園で公録。めちゃくちゃ天気がよく、待機時間がかなり過酷でしたがわりと近めの距離で3人を見ることができて楽しかったです。

夜はパシ横でりーちゃん。りーちゃんのライブは初参加でした。曲がめちゃくちゃ良いのと振りコピがめちゃくちゃ楽しいのでとても楽しかったです。また行きたいなと思いました。

30日〜5月2日: 金沢弾丸巡礼 & 4月度Fes×LIVE

オタクの車で金沢へ。早朝に関東を出てお昼に金沢に着きました。GWのわりに道が空いていて良かったです。

1泊して色々回って色々食べて大満足の巡礼でした。卯辰山でFes×LIVEを見るやつをやったら同じこと考えてるオタクたくさんいて笑いました。Fes×LIVEは謳歌爛漫とスケイプゴート初披露でめちゃくちゃびっくりしました。

Fes×LIVE終わってすぐにオタクの車で出発し、諏訪湖SAで車中泊して帰りました。

5月

6日: にじたび!東京公演

にじたび現地はこの公演だけだったので悔いがないように楽しみました。トークパートも含めて面白かったです。

林鼓子ちゃんのMELODYが聴けたのが一番印象に残ってます。

22日

初めて髪を染めました。ブリーチ入れる決断をするのに数分かけてしまい、モタイさんに笑われました。判断が遅い。

27日: BUSHIROAD ROCK FESTIVAL 2023

富士急までオタクと車で行きました。渋滞がやばかったです。

えもりんオススメの店でほうとうを食べてたら開演間に合いませんでした。

虹もLiella!もセトリがとても良くて楽しかったです。TO BE CONTINUEDでgoサインを空に投げたら青空が広がってるの脳汁すぎました。

6月

4日: 蓮ノ空 OPENING LIVE EVENT~Bloom the Dream~

思っていた倍くらいの曲数を披露してびっくり。

これでまだ1stライブじゃないの末恐ろしいな、と感じた本当にとんでもないイベントでした。

スリーズブーケすきすきクラブになりました。

10日: セ・パ交流戦 西武 vs ヤクルト 観戦 @ ベルーナドーム

大学時代の友人に誘われたので交流戦を観に行きました。翌日が幻日のヨハネコラボ試合だったので惜しかった。

石川投手に勝ちがついて良かったです。

12〜14日・17日: 舞台「SANADA XI(サナダイレブン)

伊達ちゃんの初舞台。伊達ちゃん出演の5公演を観劇し、もっと観たくなったので追加で逢田さんの回も1公演観ました。

真田十勇士を題材にしつつもコメディ要素多めで、歴史の知識がなくとも楽しめるつくりになってました。 一方で要所に泣けるシーンもあって、伊達ちゃん抜きにしても大満足の舞台でした。

2回目以降は福姫の「才蔵か? 鷹狩りの準備はできたか?」で毎回泣いてました。

あと才蔵がカッコ良すぎました……。

23日: 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY公開

朝イチで新宿ピカデリーに行って鑑賞。30分の中にニジガクらしさが凝縮されたいいOVAでした。

なぜか劇場の売店でニジガクのCD・BDと一緒にRRRのパンフを買う(ニジガクのパンフはネットで購入済みのため買わない)という謎のオタクになっていました。

原宿と秋葉原をうろついてから夜も新宿で2回目の鑑賞しました(舞台挨拶LV)。

30日〜7月5日: Anime Expo 2023 in Los Angeles

4年ぶりの海外遠征。トークとお渡しだけなので行くか悩みましたが

  • 伊達ちゃんにとって初めての海外イベ
  • ついでに大谷翔平を見れる
  • 4年前よりも英語力が上がっているはずなので、腕試しをしたい
  • 留学中のオタクに会える

などの点から渡米を決断。ちなみにマイナス要素としては

  • 4年前より格段に現地の治安が悪い
  • アメリカのインフレがエグい
  • 円安がエグい
  • 原油価格がエグい

などがありました。治安はホテルの立地を良くして解決したので全部金の問題でした。

結果として、大谷の30号ホームランも見れて、Anime Expoも楽しんで、接近でもたっぷり話して、ちょっとだけ観光もして、とても充実した遠征になりました。

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LA遠征については余力があれば個別の記事を書きたいと思います(今更?)。

7月

15日: ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学vs六角

初めての立川ステージガーデン。アリーナの前の方だったので立川の悪いところはそこまで食らわずに快適に観劇できました。

内容的には、個人的に4thシーズンのこれまでの公演で一番好きでした。ダサい曲が大好き。

17日: 伊達ラジ公開録音

7年ぶりにサイエンスホールに行きました。オタクはうるさかったけど、抱腹絶倒の公録でした。特に架空CMが好きでした。

マチソワ間は暇すぎて科学技術館の展示見てました。展示は記憶の中にあった科学技術館よりもだいぶ子供向けだったので、めちゃくちゃ記憶が美化されていたらしい。

20〜24日: BML & BW in 上海

今月2度目の海外遠征。結局BILIBILI MACRO LINKのチケットは取れなかったのでBiliBiliWorldと手渡会のチケだけ持って渡航しました。

航空券が高騰しすぎて、6年前に「二度と乗らん!」と誓ったpeachの羽田上海便(羽田深夜2:45発)を使うことになりましたが、羽田で知り合ったオタクと初日回れたので結果としては良かったです。

BMLはホテルで配信で見ましたが、久しぶりのTiny Starsは流石に感慨深かったです。現地で見たかった……。

翌日のBWは色々な面で日本と中国の文化の違いのようなものを感じて、イベント前からとても面白かったです。

りーちゃんソロの枠は柠檬气泡が聴けて神でした。

Liella!はファンミのトークパートみたいなノリで、中国人オタクは本当にああいうのが大好きなのだなというのが凄く伝わってきました。ものすごい熱狂ぶりでした。BML行けなくて歌は聴けないなと思っていたのですが、サプライズで追いかける夢の先でだけ歌唱があって嬉しかったです。

イベント以外にも色々な経験ができて面白い遠征でした。次中国に行くのがいつになるのかはわかりませんが、そのときまでに中国語は多少分かるようにしておきたいなと思いました。

上海も余力があれば個別の記事を書きたいと思います(いつ?)。

26日: Naomi Payton 20th Anniversary Princess

相変わらず自分の守備範囲が狭いためカバー曲はほぼ分からなかったのですが、ペイちゃんの歌声に圧倒されました。あと顔が良い。

改めてペイちゃんの歌声好きだなと思いました。

27日: ブシロードゲームズ発表会2023

2日連続で仕事を早退してイベント。

伊達ちゃんがステージ上でトークしながらスクフェスをプレイするのを見届けるためだけに行きました。

喋りながらEXPERTでかなりコンボ繋がっていて素直にすごかったです。

29日: 蓮ノ空 SUMMER STATION 音楽LIVE

猛暑の中朝から六本木へ。本当に久しぶりのオルスタのライブ。整理番号が後ろの方だったので後ろの方で見てました。めちゃくちゃ跳んでふくらはぎ筋肉痛になりました。めちゃくちゃ暑かったですがめちゃくちゃ楽しかったです。Holiday∞Holidayで周囲5人くらいまとめて崩れ落ちました。

終演後は久しぶりに会うオタクと話せたりしてとても充実した日でした。

8月

3〜6日: スクールアイドルミュージカル 追加公演

最高のミュージカルが帰ってきたので、3回見ました。また是非再演してほしいですね。

個人的には日本青年館ホールで男性客のほうが多いという状況を初めて経験したので新鮮でした。

今後

いよいよLiella! 4thが始まります。11人での初めてのライブがどうなるのか、全く想像もつかないのでとても楽しみです。

ブログはペース落ちるかもしれないですがまた折を見て更新していきたいと思います。

Liella! 3rd LoveLive! Tour 〜WE WILL!!〜 埼玉公演

3/4(土)〜3/5(日)、ベルーナドームにて開催された「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~ 埼玉公演」に両日参加しました。

ll-fans.jp

3rdライブツアーの千穐楽で、Liella!単独ライブ初の声出し公演。私は超次元は行かなかったので私にとっては正真正銘初めてのLiella!の声出し公演でした。

今回はフラスタも出しました。フラスタについてはこちら。

p5750.hatenablog.com

3月のベルーナといえば昨年のAqoursですね。

p5750.hatenablog.com

昨年あまりにも寒かったので今回は万全の防寒対策で臨みました(北海道装備でした)。

3/4(土): Day1

午前中にオタクの車で西所沢へ。西所沢に車を停めて狭山線西武球場前に移動、フラスタを見に行きました。西武球場前のライブ当日に午前中から現地に来るの、近辺の駐車場で車中泊してたAqours 2nd以来です。

フラスタはいつもの駐車場に。

ドーム沿いに並んでるのが外の道から見えたのですが、入ってみたら線路沿いにもたくさんありました。全部で200基以上あって壮観でした。

すべてのフラスタを撮影した後は他の展示などを見ました。

事前登録でスクフェス2のステッカーを貰った後、誰がどう見ても3/6に購買部で発売されるベンチコート。隠す気なさすぎて笑いました。

キッチンカーでスタンプを回収し、スポーツ報知ブースでスポーツ報知特別号を購入。

フラスタをもう一度ひととおり見てから一旦離脱。去り際にドームを撮りました。めちゃくちゃいい天気で上着いらずでした。この時間は。

西所沢に戻り、オタクの車でラーメン二郎一橋学園店へ。ひばりヶ丘ベルーナでライブがあるときはめちゃくちゃ混むので回避した結果一橋学園になりました。

麺少なめニンニク少なめ。美味しかったです。

食後は所沢に戻り、トイレを済ませてから球場へ。

フラスタの近くで連番者と合流し、入場。

ライブ

Day1はアリーナ中程の下手でした。センステより少し後ろの大外。

これまでのアリーナクラスの公演よりステージの両翼が延長され、サイドのスクリーンも中央のそれ並の大きさの巨大なものになりました。

以下、曲についてはこれまでとの差分を中心に。

M1: WE WILL!!

イントロは「もっと もっと もっと!」に被るから声出さない派なのですが全人類被せててちょっと悲しかったです。

M2: スター宣言

散開の移動距離が長くなってサビ前半の振りが消えましたね。

会場規模に応じて色んな表情を見せてくれる曲だなと思いました。そういう意味でもだから僕らは鳴らすんだ!の要素を引き継いでいると言えるかもしれません。

最後には花火の特効も入って演出面でもパワーアップしていました(めちゃくちゃビビりました)。

MC1

初めての声出しということで感極まっているキャストが多かったですね。

初めてのコーレスを1期生に譲るくまが神過ぎました。「わからなくなったからお手本を見せてほしい」という理由をつけるところが本当にくまらしいです。

M3: Welcome to 僕らのセカイ

ウェルカムきな子は上段下手でした。

M5: Go!! リスタート

花道が長くなってイントロも長くなりましたね。

声出し楽しかったです。

M6: パレードはいつも

Cメロ前にセンステに到着するようになった関係でCメロがやばいことになってました。

捌けるときもイチャイチャしてて呼吸困難になりました。。

M9: ビタミンSUMMER

声出しビタサマ楽しすぎワロタになりました。

2番のフォーメーションが変わって散開するようになりましたね。

M12: Chance Day, Chance Way!

花道が延びた分2サビの「いまを打ち鳴らしあって」の振りが消えたのがちょっと悲しかったです。

基本的に曲中にWhoooo!!とか被せるのあんまり好きじゃないんですが、ラスサビのちぃが回るところは振り付け的にも周り拍手してるし割と正しいなと思いました。

MC2

銀杏が消えたことにMCで言われて初めて気付きました。

M13: 揺らぐわ

グループディスタンスで広々だったのでサビで揺らいでました。

めっちゃ炎が出てて暖かかったです。ずっと出しといてほしい。

M14: 色づいて透明

花道が延びたからか1番の印象がちょっと変わった気がしました。

M15: エーデルシュタイン

左右にも中央と同様のLoveLive!の文字が出て東京大会のステージが拡張されていました。

半野外でスモークにムラがあるからか、落ちサビのビデオフィードバックの雰囲気がちょっと変わって見えました。

M19: 未来の音が聞こえる

「10!」アンチなのですが、恐れていたほどは「10!」が多くなかったのでちょっと安心しました。

今回未来の音が聞こえるをモチーフにフラスタを出したので衣装見ただけで泣きそうになりました。花火が追加されてよりMVの再現度と没入感が増していて、アウトロの花火演出が良すぎて泣きました。

M20: 追いかける夢の先で

初めてのED大合唱。声出し解禁の最も良い点のひとつです。歌詞が表示されていなかったのでハードモードでした。

アンコール映像

最初は今まで通りの映像。バナナのくだりでステージの階段にバナナの絵が出てて爆笑しました。

そしてこれまでの映像の後ろに新しいパートが追加されていました。ゼビオアリーナ仙台から始まる、これまでのツアー各都市を振り返る映像。大阪でのスター宣言のミスが流れて笑ってたら「9人のLiella!はどうですか?」が来て泣いたりとなかなか忙しかったです。

最後は最終リハ後の映像。Liella!コールを煽って来たのでLiella!コールをしていたら暗転してアンコールが始まりました。

EN1: 水しぶきのサイン

Liella!コールからシームレスにイントロにつながるの結構気持ちよかったです。

EN2: Shooting Voice!!

フォーメーションでバカでかい声出ました。この曲は歌始まりなのでバカでかい声は歌い始める前に終えるのがマナーです(謎マナー講師)。

この時点でDay2がユニゾンなのをほぼ確信しました。

MC4

初の声出し公演ということで、1期生は無観客から始まり声出しに至るまでのステップ、2期生はデビューから声出しに至るまでのステップを感じるようなMCが印象的でした。

キャストが上着着てなくてめちゃくちゃ寒そうでした。私は北海道装備なのでポカポカでした。

EN4: Time to go

ここに来てTime to go初披露。埼玉で初披露という予想はしていたもののこのタイミングは予想外だったので驚きました。

優しい歌声に聞き惚れていました。

EN5: TO BE CONTINUED

往年のNo brand girls前を思わせるバスドラ特殊イントロで完全に2015年になりました。

初めての声出しでのTO BE CONTINUED、バチバチにぶち上がって心の底から楽しかったです。ダウン着てたので腕が重くてサビ振りコピが筋トレになりました。

挨拶

ペイくまの埼玉コンビによる埼玉ポーズで〆。私は翔んで埼玉を見た側の人間なので爆笑していたのですが、意外と会場ウケてなくてびっくりしました。翔んで埼玉は見たほうがいいよ。

終演後

所沢の鳥貴族で終電まで飲みました。

3/5(日): Day2

原宿へ

前日から原宿にSecond Sparkleの広告が出ていたので見に行きました。明治通り沿い、旧LINE FRIENDS STOREのところ。

プレミアムショップにはMILKFED.コラボ第二弾も展示されていたので見に行きました。

サンリオコラボのパネルに新たにサインが入ってました。

昼食

その後は練馬に移動。台湾まぜそば研究家おすすめの「麺 酒 やまの」でチーズ台湾まぜそばをいただきました。

めちゃくちゃ美味しかったです。ミンチの味付けが今まで食べたことない感じで新鮮でした。

めちゃくちゃ美味しかったのですが、チーズで胃もたれしました。

食後は胃が苦しいまま会場へ。練馬から所沢の道のりがいつも以上に遠く感じました。

ライブ

座席はセンステ前の上手側でした。宮城Day1がセンステの目の前だったので、センステ前に始まりセンステ前に終わるツアーという贅沢な感じに。

M1: WE WILL!!

要所要所の全体としての移動のキレ(語彙力)みたいなものを改めて感じました。

M2: スター宣言

イントロの伊達ちゃんの「ファイナルーー!私たち、スーパースターになってやる!!!」という煽りで既に感情が溢れそうでした。

サビは渾身の振りコピ(コピではない)をしてました。これはあれです、手塚跡部戦の最後に零式ドロップで戻るボールの幻が見えるやつです。

M3: Welcome to 僕らのセカイ

ウェルカムきな子は上段上手でした。両日とも上段だったのは多分初めてですよね。

ステージが広くなったことによる没入感の高まりが、周辺視野まで映像が続いていることによるものだと気付きました。特にこの曲は元々のMVが領域展開みたいになっているのもあって、領域内にいるかのような感覚になりました。

M4: Butterfly Wing

もしかしたらこの曲を聴けるのも最後になるかもしれないと思い、圧巻のステージを浴びるように全身で感じていました。

M5: Go!! リスタート

声出しと振りコピの相性がとても良くて楽しかったです。

M6: プライムアドベンチャー

3人が抱き合ってたのが印象的でした。

M7: エンドレスサーキット

クゥすみジャンケンはパーのあいこでした。あいこで終わるのが本当にクゥすみっぽくていいですね。私はチョキを出しました。

Run and Fight!を叫ぶの楽しかったです。

M8: 駆けるメリーゴーランド

至近距離で見られたのでパフォーマンスを噛みしめるように浴びていました。

M9: ビタミンSUMMER!

前日は逆サイドの大外だったのもありちゃんと把握できてなかったのですが、これまで2番で下手階段から降りていた伊達ちゃんが上手に変わって2サビが0ズレになりました。距離はありましたが0ズレ振りコピ楽しかったです。

M10: POP TALKING

今までで一番はっちゃけてましたね。なこが噛んで伊達ちゃんが笑っちゃったところで笑いました。

M11: ユートピアマジック

上手と下手のハグの応酬で目が足りませんでした。

M12: Chance Day, Chance Way!

センステ前特有の花道を進んできているときの「キタキタキタキタ!!」という高揚感が良かったです。

MC2

乾杯しました。

M13: 揺らぐわ

ここ最近(大阪以降)はやぶを見ていたのですが、今回は伊達ちゃんが近かったので久々に伊達ちゃんを見てました。なんとなくですが北海道までよりもキレが増していたように見えました。

M14: 色づいて透明

2Aの伊達ちゃんとやぶがイチャイチャしてるところ、今までで一番やばかったです。

あと2Bのステップを一緒に踏んでました(いつもやってる)。

M15: エーデルシュタイン

ラスサビの照明が点く瞬間が気持ちよすぎました。

M16: Sing!Shine!Smile!

東京大会のステージが再現された状態で披露されるのはきっと最後。曲も歌詞も演出もダンスも本当に好きすぎるのでこの曲をこのステージで14回も見られたことに感謝。

M17: 名前呼び合うように

どうせ遠くて顔は見えないのでステージを含めた全体を見渡すような感じで見ていました。

M18: 私のSymphony

前日のMCで言及があった「なんでもできそうなあの子も」の伊達ちゃんが気になるなと思っていたら抜いてくれたので助かりました。

M19: 未来の音が聞こえる

前日に引き続き衣装見ただけで泣きました。花火は埼玉が最初で最後な気もするので目に焼き付けられてよかったです。

M20: 追いかける夢の先で

Day1より歌ってる人多かったような気がします。反省して聴き込んで来たので前日よりも歌詞に自信を持って歌えました。

EN1: Second Sparkle

暗転中、キャストがステージ下段に表れた瞬間「あっ」となり、衣装がSecond Sparkleであることに気付いた瞬間絶叫しました。やばいこと起きてる。

発売前のため2番以降は完全に初見でしたが、曲の展開が気持ちよすぎて悶えながら高まっていました。

EN2: 水しぶきのサイン

Second Sparkleになったし水しぶきのサインないのかあと思っていたらここで来て本当にありがとうという気持ちに。衣装が変わってくまの袖は捲れなくなりましたが。

「一番最初にキミが笑って」も見納めかもしれないと思って食い入るように伊達ちゃんの最高の笑顔を見ていました。

EN3: ユニゾン

投票曲1位は予想通りユニゾン。東京公演終わったタイミングでアンケートやったらそりゃそうなる。私もユニゾンに投票しました。

これは全人類が思っていることですが、

ずっと終わらないで 時がとまればいいのに
いま目の前にひろがる この景色あと少し見ていたい


まだここにいさせてと(願えど)
秒針は変わらずに(進む)
それでも握りしめる 君といる瞬間を

という歌詞が正にツアーの終着点で聴くに相応しいものでした。

EN4: Day1

ロッコでのDay1ももしかしたら聴き納めかもしれません。トロッコはかなり遠かったので曲で高まる方に神経を注ぎました。

毎度伊達ちゃんとのんの繋ぎ方が変わっている「強く手を繋いで」は今回対等に握手をするような感じになっていました。

MC5

Liella!9人のこれまで抱えてきた苦しみや重圧の大きさ、そしてツアーを通しての成長をひしひしと感じる挨拶でした。ずっと泣きながら聴いていました。

Sing!Shine!Smile!の「楽しいを越えて 傷ついて知った もっと楽しいって気持ち」や未来の音が聞こえるの「楽しいだけじゃもう越えられないね だけど楽しさが背中押すんだ」など、2期の楽曲で歌われている「好き」と本気で向き合うからこその苦しみ。このテーマが普遍的なものであるということを改めて感じました。思い返せば私は昔からこのテーマに弱いらしいです。Aqoursで私が好きな歌詞のひとつにWATER BLUE NEW WORLDの「夢は夢のように過ごすだけじゃなくて 痛みかかえながら求めるものさ」というのがあります。これも同じ話ですね。「好き」を突き詰めると必ずどこかで壁にぶつかって苦しくなります。裏を返せば、苦しんでいるのはそれだけ本気で向き合っている証でもあり、その葛藤はきっと後々財産になるのだろうと思います。

これは後から(MVが公開されてから)気付いたことですがSecond Sparkleもそういう曲ですね。

www.youtube.com

この本気で向き合う苦しみという普遍的テーマを前々から意識していたのにも関わらず、私は正直、伊達ちゃんが感じてきた葛藤について見くびっていたというか、これまであまり深く考えてきませんでした。いつだって伊達ちゃんの歌は私の心を揺さぶって来たからです。私以外にもそういう人はきっと沢山いたと思います。だから、このMCで伊達ちゃんが話してくれた想像を絶するような苦しみは、話を聴くこちらまで胸が苦しくなるようでしたが、それでも伊達ちゃんが自分の言葉を紡いで私たちにそれを教えてくれたことは本当に価値のあることだったなと思います。Day1のMCで言っていたように、最近は少し前向きになってきているということですが、伊達ちゃんの苦しみを、その一端でも知ることができました。MCで明らかになったのはきっとほんの一部分で、伊達ちゃんが抱えているものの大きさは私には計り知れないし、勿論伊達ちゃんの苦しみは伊達ちゃんのもので、誰かが引き受けたりすることもできないでしょう。それでも一ファンとして、伊達ちゃんが苦しみを乗り越えて次の境地に至るときを待ち望まずにはいられません。苦しみを乗り越えた先の境地に到達するきっかけは人それぞれで、往々にして周りの人も当人も何がきっかけになるのかはわからないものです。そんな中で私にできることは、「伊達ちゃんの歌声が好きだ」と声高に叫び続けることだけだと思っています。なので、これからより一層、伊達ちゃんにそれを伝えることを意識的にやっていきたいと思いました。

EN5: TO BE CONTINUED

泣きながら渾身の声を出しました。改めて、TO BE CONTINUEDで〆るのが盛り上がり的にも文脈的にも本当に好きすぎる。ここがスタートラインなんですよね。

挨拶

「いつかかのんちゃんに追いつけるように頑張ります。私やっぱり、歌が好きだ!」でボロボロ泣きました。あのMCの後に伊達ちゃんの口からこれが聞けたというのがあまりにも……。

ダブアン: TO BE CONTINUED

鳴り止まないLiella!コールからの、Liella!初のダブアン。もう脳がキャパオーバーで思考を停止していて身体が勝手に動いてるみたいな感じだったのでほぼ無我の境地でした。無我の境地は知っての通り頭で考えて動くとじゃなくて身体が実際体験した記憶で無意識に反応するもんたい

ショート尺なのに2番歌いそうになるやぶ可愛すぎワロタ

告知

MTV Unplugged Blu-ray発売

嬉しすぎてアンコールでSecond Sparkle来たとき並にバカでかい声が出ました。パッケージ化してほしいとずっと思っていましたが、半ば諦めていたので本当にサプライズでかつ嬉しい発表でした。

Liella! CLUB開設

ここまでのLiella!のアーティストとしての展開的にやってもおかしくないのにやっていないな〜と思っていたらここで発表されたので遂に来たかと思ったのですが、名前がAqours CLUBからそのまま過ぎて爆笑しました。

3期生4/28発表

初期のKVが表示された時点で3期関連のお知らせだと確信しましたがその通りでした。

2期生が発表されたときはLoveLive! Daysをフラゲしてリークしてた愚か者がいたので先に発表日を公開してくれたのはとてもありがたいですね。自衛できるので。

(欲を言えば後から日付出すのズコーッてなるので先に4/28って書いてほしかったですね)

終演後

また所沢で終電まで飲みました

終わりに

まずは7都市14公演、Liella!とマルガレーテちゃんが誰ひとり欠けることなく無事に走りきれたことが本当に嬉しいです。他コンテンツでは怪我や病気などで公演が中止になったり演出が変わったりというのを今年も見ていて、全公演無事に開催されたことは当たり前のことじゃないと実感しました。

そして私個人としても、14公演すべてに現地参加することができました。愛知公演直後に濃厚接触者になったり、東京公演直後に胃腸炎になったりとヒヤリとすることもありましたが、Liella!のライブがある週はなんとか7週とも健康に過ごすことができました。

今回のツアーは、本当に全通してよかったと思えるものでした。14公演というとツアーが始まる前はとても多いように思えたし、途中で自分のモチベが続かなくなってしまうのではないかとちょっと不安もありましたが、始まってみれば14公演はあっという間で、そしてどの公演も新鮮な楽しみがありました。

14公演を楽しみ続けることができたのは、Liella!の日々の努力と成長の賜物であることは間違いありません。大阪Day1までとDay2からで2期生のパフォーマンスがまるで違ったように、Liella!は本当に日々どんどん成長していっているように感じます。

そして千穐楽の埼玉公演。その成長の集大成を見せつけられたと同時に、これから先のさらなる成長を期待させるようなところもありました。アンコールのSecond Sparkleはもちろんサプライズとしても非常に強力でしたが、この先の展望としてもとても大きな意味があったように思います。

3rdライブツアーは、本当にLiella!成長をこれからも片時も見逃したくないと強く思わされるツアーでした。

Liella! 3rd 埼玉公演にソロフラスタを出しました

3/4(土)〜3/5(日)、ベルーナドームにて開催の「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour 〜WE WILL!!〜 埼玉公演」に澁谷かのんちゃんと伊達ちゃんに宛てて個人でフラワースタンドを出しました。宮城公演で初めてソロフラスタを出して、今回が2度目となります。

宮城公演のフラスタについてはこちら。

p5750.hatenablog.com

埼玉公演は3rdライブの千穐楽で、Liella!初のドーム公演で、Liella!初の声出しアリ公演。色々な意味で節目となる公演ということで、そのお祝いの気持ちを込めて作りました。

本稿では、宮城公演の記事と同様に時系列に沿って制作記録を記していきます。

構想

12/3(土): 宮城公演Day1

自分の初めてのフラスタが会場に並んでいるのを見て、達成感に溢れました。宮城公演の自分のブログに

初めてのソロフラスタということでめちゃくちゃ気合を入れたわけですが、完成したときにめちゃくちゃ達成感がありました。上手い下手は置いておいて、元々自分で手を動かして何かを作ることは好きなんですが、フラスタといういわば「贈り物」を作るというのは自分のためのものを作るのとはまた違った感覚の喜びがあり、工程そのものはしんどい部分もありながらも、そのしんどさも楽しむことができたと思います。制作中、どんなにしんどい作業でも作り始めたことを後悔したことはありませんでした。

実際に現地で自分のフラスタを目にすると、達成感や安堵と、筆舌に尽くしがたい感動がありました。本当にやってよかったです。

と書いたとおりです。

そしてライブに参加して、この素晴らしい公演が埼玉まで無事に繋がっていったらどんなに素晴らしいだろうと思いました。1stや2ndを経て、ツアーが人を成長させるということを、もう私たちは知っていました。ツアーを走り切るのは、きっとLiella!にとってもたくさんの苦労があり、成長があることでしょう。最後の埼玉に辿り着いたら、その月日を祝福したいと思いました。

そしてこの日、「未来の音が聞こえる」が初披露されました。未来へ進んでいく歌詞が、ツアーの完走を祝うメッセージを込めるのに相応しいと感じ、出すとしたら「未来の音が聞こえる」をモチーフにしようと決めました。

しかし、この時点では出すことを決心できずにいました。それは埼玉公演の会場がベルーナドームだからです。ベルーナドームではフラスタは野外に置かれるので、屋内の会場に出すよりもリスキーなのではと感じていました。

12/18(日): お花屋さんと打ち合わせ

別のイベントに出す合同フラスタの件で日吉の「...and flower」さんと打ち合わせしました。

shop.andflower.jp

その合同フラスタを発案したオタクが贔屓にしているお花屋さんです。

日吉から所沢までは距離がありますが、配達・回収費を多めに出せばベルーナドームにも対応してくださるということで、ついでにベルーナドームのフラスタの懸念事項を相談しました。気候的には3月のベルーナドームであればお花的には問題ないとのことでした(夏はかなり大変とのこと)。

お花屋さんが大丈夫だと言うなら大丈夫だろうということで、フラスタを出すことを決意し、数日後に「...and flower」さんのWEBフォームから仮予約しました。

1/25(水): デザインの検討

何もしないまま1ヶ月ほどが過ぎてしまいました。毎週ライブで「未来の音が聞こえる」を浴びて曲の解像度を高めてました(言い訳)。

流石にスケジュール的にギリギリになってきたので企画の具体化に着手しました。

お花のオーダー内容の検討

お花の知識がないため宮城公演ではお花の色以外は特に指定しませんでしたが、今回はわからないなりにもうちょっとこだわってみることにしました。

かのんちゃんをイメージしたオレンジ色の花をメインとして、差し色的に伊達ちゃんをイメージしたお花を入れたらいい感じになるのではと考え、ユリとチューリップを入れてもらうことにしました。

オレンジ色については前回同様にダメ元で「マリーゴールドがあればマリーゴールドを使いたい」旨を書きました。前回以上に時期外してますが。それ以外のお花は知識不足によりまたお任せにしました。今後の課題はお花の種類と流通時期を覚えることですね。

装飾の検討

前回同様に衣装のスカートをモチーフに装飾を作ります(なぜ装飾を自作することになったかの経緯は前回の記事に詳しく書いています)。

衣装の写真が宮城公演の時点でニュースに上がったのは有り難かったですね。

www.edgeline-tokyo.com

この記事に載っている写真とYouTubeに上がっているMVを参考に装飾のラフを作成しました。

www.youtube.com

最初にiPadで描いたのがこちら。

流石に適当が過ぎる……。これをお花屋さんに見せるのは申し訳ないのでイラレで描き直し。お花のことはお花屋さんにお任せするのだから自分が下手くそなお花の絵を描く必要はないじゃんという気付き。

前回はフラスタの下まで覆うために実際の「WE WILL!!」衣装よりもかなりスカート丈を長くしましたが、今回は多少伸ばす想定ではあるものの短めとしました。スカート本体とオーガンジー部分との長さの差が大きいほうがオーガンジーが映えるだろうというのが理由です。これは前回、内側のサテン層と外側のオーガンジー層の丈の差が小さくなり、オーガンジーの透け感が思う存分発揮できなかった反省でもあります。

丈を短くする副次的な効果としては、布を使う量も縫う長さも減るので工数が減らせるという効果もあります。

1/26(木): 企画書送付

前日に練った構想をGoogle Slidesにまとめ、PDFでお花屋さんに送りました。一緒にスタンドの寸法と装飾品の納期を確認。

1/28(土): パネルデザイン構想

企画書時点ではパネルデザインはGoogle Slidesで適当に作った仮のものだったので、どうするべきか検討。

前回は衣装の豹柄をパネルにも流用することでパネルにも「WE WILL!!」感を持たせましたが、今回は豹柄のようなわかりやすいものはありません。MVを見たりして色々考えた結果、MVの客席で「Liella!」の文字を出している人文字をデザインに使うというアイデアが降りてきました。あの人文字、ライブでもメインスクリーンの横の横長のスクリーンに出ていてかなり印象的なんですよね。

課題は人が持っているような傾きやズレがないと人文字に見えないということ。イラレで無数のパネルを地道に動かしていくのは現実的ではないし、多分綺麗になりません。そこでランダムにズラす処理を自分で実装することにしました。

宮城公演のブログに「プログラミングはフラスタに活かすのは難しい」と書きましたが、思わぬところで使うことになりました。

最初に考えたのはパネルの座標にランダムな回転行列を掛けたりする方法。つまりある位置のパネルについて


\left.
\begin{pmatrix}
x_{\mathrm{after}} \\
y_{\mathrm{after}} \\
z_{\mathrm{after}}
\end{pmatrix}
=
R_z R_y R_x
\begin{pmatrix}
x_{\mathrm{before}} \\
y_{\mathrm{before}} \\
z_{\mathrm{before}}
\end{pmatrix}
+
\begin{pmatrix}
x_{\mathrm{offset}} \\
y_{\mathrm{offset}} \\
z_{\mathrm{offset}}
\end{pmatrix}
\right.

を計算してずらしていき、画像として出力するという感じです。大学時代にMATLABで3次元の点群に行列掛けてズラしてたのを思い出しました。

この画像処理、自前で書けないこともないですが、自分でアンチエイリアスまで書くのは流石に車輪の再発明という感じがします。4週間しかないこの状況でやるのは得策とは言えなさそうです。

そこで次にこの座標変換と画像処理を簡単に済ませる方法を考えた結果、Unityを使えばいいことに気付きました。前職がゲーム会社なの、この瞬間まで完全に忘れていました。

しかし私はバックエンドエンジニアなのでUnityは5年くらい前に新卒研修で触って以来まともに触っていません。そこで前職時代の知り合いに大まかにやりたいことを伝え、Unity初心者でもできそうかを確認しました。これくらいならなんとかできるだろうということになり、この方針に決定。

1/30(月)

お花屋さんから返信がありました。装飾の納期は搬入の3日前、つまり2月末。制作に使える期間はちょうど1ヶ月です。

また、マリーゴールドは造花なら使えるとのことだったので他のオレンジ色の生花と組み合わせてもらうことにしました。

制作作業

2/3(金): パネルデザイン

Unityでパネルデザインの制作を開始。Unityなんもわからん。

5時間くらい格闘し、取り敢えず無地の人文字はできました。リアルタイムでパラメータ調整ができるようにしたのでなかなか楽しげな感じになりました。もちろんパラメータ調整機能が一番大変でした。

書き捨てのコードなのであまり綺麗な設計にはできなかったのですが、特にパラメータ管理がViewに依存しているのがしんどいポイントです。本当はObserverパターン的なことをやりたいのですが、このためだけにUniRxをゼロから勉強するのはちょっと時間的に無理でした。

残る課題は画像出力機能と文字入れ。

2/4(土): 衣装用の買い出し

平日に日暮里に行く暇は取れず、A・ZU・NAのライブ当日の朝に日暮里に行くことに。前日はパネルデザインをやっていたら26時になっており、そこから慌てて用尺を計算。丈が短い分前回よりかなり短く済んだのですが、数字が小さすぎて不安になりました。

日暮里のトマト本館で色々購入。

単価 数量 (m)
バックサテン(クリーム) 830 2
アムンゼン(白) 580 2
サテン(紫) 480 0.5
オーガンジー(紫) 430 1.5
オーガンジー(水色) 430 1
オーガンジー(ピンク) 430 1
オーガンジー(黄) 430 1
オーガンジー(オレンジ) 430 1

糸も3色くらい買いました。

オレンジのベロアだけいい色がなかったのでユザワヤのオンラインショップで注文しました。

2/7(火): パネルデザイン

無地の平面を揺らすことには成功したので、これを画像を読み込んで行うように改修します。

まずは小さめの仮画像を用意。

Texture2D として読み込んで Sprite.Create で個々のパネルを作っていきます。prefabをただ Instantiate するのとは全然勝手が違ったので、最初からSpriteでやっておけばよかったと後悔。

4時間ほどの格闘の末、ようやく所望の位置にSpriteを配置できるように。

イラレで本番用の画像を制作。人文字にすると細い文字は可読性が下がるので、全体的に太めにしています。

これをUnityで読み込ませ、パラメータを調整すると……。

いい感じに揺れてくれました。ちゃんと文字が読める程度の揺れになるように、パネル間の余白や揺れの最大量を調整しています。

ちなみにパラメータのスライダーを動かすたびに座標が再計算されるのですが、非同期処理とか何もやってないので本番用の画質だと動かすたびに固まります(1フレームで全部移動させてます)。パネル作るのは一度パラメータ決まってしまえばpngに書き出して終わりなのでとりあえずそのままにしましたが、後で余裕あったらちゃんとパフォーマンス改善してパラメータ弄って遊べるようにしようかなと思いました。

pngで書き出し、再びイラレで読み込んで調整。CMYKにするとめちゃくちゃくすんでしまいましたが、こればかりはどうしようもないですね。CMYKにした後に少しでも色を明るくしようと調整しましたがこれが限界でした。

印刷したらいい感じの色になってくれることを祈り、これで一旦完成にしました。まだスケジュール的に余裕もあるので、出来上がりに納得できなかったら作り直せばいいやの精神。衣装の方が圧倒的に時間がかかるので、早く衣装に着手したいですしね。

カットありだとアクセアが安かったのでアクセアで入稿しました。

2/8(水): 衣装制作開始

前日の夜ふかしが祟りめちゃくちゃ眠かったのでとりあえずスカートのサイズだけ決めました。

まずは一番内側の薄いオレンジ色。色が絶妙すぎて見つからなかったので買った生地はクリーム色です。丈を40 cmくらいにしたいので内径と外径の差は80 cm必要。鉢の外径が20 cmほどなのでギャザーと生地の幅(=120 cm)を考慮して内径40 cm、外径120 cmにしました。生地の幅を意識してサイズを決めるのも前回の反省を活かしています。

続いて2番目の白色。丈は全体の3分の2くらいなので25 cmに。ギャザーは下と同程度を想定して、内径40 cm、外径90 cmにしました。

そして鬼門がアシンメトリーになっている一番上です。とりあえず幾何学的にそれっぽい形にしてみました。これは余った布で試作して、実際に重ねてみないとなんとも言えなさそうです。

2/9(木)

パネル完成

パネルがもう届きました。もうちょっとビビッドにしたかったところですが、悪くない仕上がり。傾きによる色の変化をもうちょっと強調したかった感はあります。及第点ではあるが改善の余地あり、といったところです。

スカート制作作業開始

まずはクリーム色のバックサテンに半径20 cmと60 cmと62 cmの円を描きました。前回もそうでしたが伸縮性があるので大きな円を描くのは本当に大変でした。

62 cmの線に合わせて裁断しました。2 cm分は縫い代です。内側の縫い代はちょっと悩んでいたので内側の穴はまだ切り抜かずにおきました。円の中心の印はもしものためにギリギリまで残したいんですよね。

同様に、白色のアムンゼンに半径20 cmと45 cmと47 cmの円を描き、47 cmで裁断。半径が15 cm小さくなるだけでもだいぶ罫書きは楽になりました。

生地2枚の罫書きと裁断だけで3時間くらいかかりました。

続いてアムンゼンの端処理に着手。1 cm折り返して手縫いで仮縫いしていきます。前回仮縫いでちょっと横着した結果裾がガタガタになったので、なるべく丁寧に仮縫い。1時間半ほどかかってようやく180°くらい終わりました。この日はここで時間切れ。翌日のめざましじゃんけんに備えて早く寝なければなりませんでした。

2/10(金): 無限仮縫い編

アムンゼンの仮縫いの続き。前日より少しペースが上がって1時間ほどで2周目の3分の1くらいまで終わりました。翌日朝早いのでここで中断。

2/15(水): 無限仮縫い編

Aqours関連の諸々が片付いたので作業再開。アムンゼンの仮縫いが完了し、バックサテンの仮縫いに入りました。アムンゼンより長いので更に終わる気がしません。1周目が90°くらい終わったところで集中力が途切れたので中断。

2/16(木): 無限仮縫い編

1時間ほどかけてバックサテンの1周目が完了。更に30分ほどかけて2周目の3分の1くらいまでやりました。

2/17(金): 無限仮縫い編

1時間ほど作業してようやくバックサテンの仮縫いも完了。

内側の縫い代は4 cm取ることに決めたのでアムンゼンとバックサテンに半径16 cmの円を描きました。

2/18(土): スカート制作

ベルト用に紫のサテンを裁断。長さは鉢の外周に対して数cm余裕を持たせて72 cmにしました。直線の罫書き簡単すぎて草。

ここまですべて手縫いでしたがここからはミシン。アムンゼンとバックサテンにアイロンを掛けた後裾をミシンで仕上げました。ちゃんと仮縫いしてもやっぱり裾はガタガタになりました。難しすぎる。

ベルトも端処理だけしておきました。

ベルトは最後までつけられないので、スカートのギャザーを確定させるためにベルトを裁断したときの端切れを使って核になる部分を用意しました。ここにバックサテンとアムンゼンを縫い付けていきました。

続いてオレンジのベロア部分の試作に着手しました。前回試作用に買った100円布の余り(というか前回の試作品の残骸)をまずは外径70 cm・内径30 cmで切り出し、スカートに合わせて良さげな位置にチャコペンで印を打っていきます。その印に合わせて切るとこんな感じになりました。

なかなかいい感じになりました。一方で、これでは再現性がないので実際にベロアを裁断するためにはこれを再度図面に起こさなければなりません。

というわけで機械工学科在学中以来約6年ぶりにCADを使いました。何もかも忘れていたしそもそもMacで動作するフリーのCADソフトを探すところからでした。FreeCADなるオープンソースのアプリケーションがあったのでそれを使うことにしました。

操作方法がまったくわからず四苦八苦しながらなんとか図面が完成。前後の対称性と元の円に接することと正面で丈が10cmになることなどの拘束を適用したら形が定まりました。

図面に補助線を入れる方法がぱっとわからなかったため補助線の箇所で1mm切削する荒業を使っています。

図面ができた後で服飾系専用のCADソフトを見つけたので次機会があったらそれを使ってみようと思います。

2/19(日): スカート制作

まずは図面を原寸大で印刷して型紙を作りました。A3用紙3枚に収まりました。

この型紙を当ててベロアに罫書きをしました。あまりにも簡単に線が引けた(それはそう)ので、真円も型紙作っておけばよかったなと思いました。巻き尺をコンパスにして頑張っていた時間はなんだったのか。

ベロアを裁断したら細かい糸くずが無限に出て大惨事になりました。

ズボンもパーカーもまるでラメ入りみたいにキラキラ光ってました。

出続ける糸くずと格闘しながら端処理を済ませ、スカートに縫い付けました。だいぶいい感じですね。

2/20(月): スカート制作

オーガンジーの裁断に着手。まずは一番大きい紫色から。

斜めに縫うの難しすぎワロタになりました。そういえば前回はオーガンジーは長方形で使ったんでした。

3辺の端処理まで完了。

続いてピンク色。

より正確に罫書きする方法を発見したので紫よりは綺麗に線が引けました。横着せずにちゃんと正三角形を作図すべきでした。

2/21(火): スカート制作

水色、黄色、オレンジ色の罫書きと裁断をしました。黄色とオレンジ色は小さいので端処理まで済ませました。

2/22(水): スカート制作

水色とピンク色の端処理をしました。これですべてのオーガンジーの端処理が完了しました。

2/23(木): スカート制作

アイロンをかけてから5枚のオーガンジーを重ねて端を縫い合わせました。

5枚の位置調整がかなり手間で、仮縫いしてみたり色々試しましたが結局まち針でゴリ押しするのが一番ラクという結論になりました。

めっちゃ波打ってますが逆にそれっぽい。

2/24(金): スカート制作

いよいよ制作も佳境。オーガンジーとスカート本体を縫い合わせました。オーガンジーのほうがベロアより下なのに先にベロアを縫う痛恨のミスをしていたことが5日越しに発覚。端だけほどいてオーガンジーを挟み込みました。

続いてベルト部分を縫い合わせていきます。裏側を縫うときにアムンゼンを巻き込んで発狂しながらやり直したりしたのでかなり時間がかかりました。

これで表から見える部分はすべて完成。吊るすところがなくて写真を撮るのに三脚が必要になりました。カメラじゃなくて被写体に。

2/26(日): スカート制作

27日に花屋に諸々持ち込むことになったので最後の作業日。仕上げの作業に入りました。

まずはパニエの固定。Amazonで適当に買ったパニエを開いてスカートの裏側に縫い付けました。またアムンゼンを巻き込んで発狂。どう考えてもアムンゼンよりも先にパニエを固定すべきでした。気づくのが1週間遅い。

なんとかパニエの固定を終え、最後はスカートをスタンドに固定するための穴をあける作業。

ひとまず両端に穴を空けてハトメをつけましたが、中央付近は重なっている布の枚数が多すぎてハトメ用の穴を空けるのはかなりしんどそうでした。

巻き込みで30分近くロスしたこともありDiverDivaのライブに行く時間になってしまったので中断。

DiverDiva終演後はオタクと居酒屋に行きましたが、断腸の思いで酒を我慢。22:30頃帰宅し、作業再開。

除去加工で穴が作れないなら盛って作ればいいじゃない。ということでサテンを細長く切ってリボン状にし、裏側にベルトループをつけました。リボン状にしたサテンの端処理こそミシンでやりましたが、ベルトループは全部手縫いでつけなければならず、かなりの時間がかかりました。結局5つほど取り付け、終わったのが2時。

こんな感じになりました。玉結び下手くそ選手権優勝。

これにて遂に完成。この写真だとあんまり仕上げ前との差がわかりませんがパニエが入ったのでスタンドに取り付けたときの見栄えは全然違うはずです。

2/27(月): お花屋さんへ持ち込み

仕事を早めに切り上げて車で日吉に輸送しました。後部座席のヘッドレストにハンガーで吊るすことでシワを防止する天才的発想。

首都高に課金して「...and flower」さんに16:50頃に到着、スカートとパネルをお渡ししました。

帰りは急がないので下道で。Liella!の曲を聴きながら渋谷や原宿の街を走ってみたくなり、ちょっと回り道して玉川通り明治通りと表参道と青山通りを通って帰りました(スクランブル交差点を通るつもりでしたが普通に道玄坂上で曲がり損ねました)。

つまりこういうことです。

ランダム再生で「この街でいまキミと」でも流れてくれれば完璧だったのですが、流石にそこまで上手くはいきませんでした。でも神宮前交差点で信号待ち中に「START!! True dreams」が流れてめちゃくちゃ気持ちよかったです。

車で原宿を走るの自体はすごくいい体験だったのですが、平日の夕方ということで道がめちゃくちゃ混んでいて渋谷から浅草まで1hかかりました。

感想

2度目のソロフラスタは、前回よりもスケジュール的に厳しい中で、前回以上の作り込みをすることができたので、前回以上の達成感がありました。2回目ということで勝手がわかってきて少しは楽になるかとも思いましたが全然そんなことはなく、タフな作業の連続でした。むしろ勝手がわかってきたからこそ、より具体的に反省すべき点が見えるようになった感もあり、この自分でPDCAを回していく感覚もまたソロフラスタの醍醐味なのかなと感じています。

そして実際に現地で完成したお花を見たときの感動は、初めてお花を出した前回に勝るとも劣らないものでした。きっとこの感動は何度経験しても消えることがないのだろうなと感じています。

そよ風にオーガンジーが靡いているのが未来の音が聞こえるのサビ前を感じさせました。実はこれは少し狙ったところがあるので、思い通りになって嬉しかったです。

今後について、ひとつ懸念を挙げるとすれば、2回連続で装飾の自作をやったことで、自分の中で「フラスタのこだわり方 = 装飾の自作」のような考えが固定されそうになっていることです。今回で3rdライブツアーも終わりなので、次に出す機会があればまたゼロベースで自分のフラスタの取り得る形を模索するところから始めたいと思います(模索した結果また装飾自作になるかもしれませんが)。

謝辞

今回のフラスタを依頼した...and flowerさんは、こちらの細かい要望に応えてくださり、こんなにも素敵なお花を完成させていただきました。また、日吉から所沢という長距離輸送も対応していただきました。

また、前職時代の先輩のHさんにはUnity関連のアドバイスをいただきました。

この場を借りて改めて御礼申し上げます。

(備忘録) 反省

今回も反省点を残しておきます。

スケジュール

ある程度覚悟して臨んだとはいえほぼ毎週末イベントがある中で制作するのはかなりしんどかったです。遠征がなかったのでまだなんとかなりましたが、遠征があったら無理でした。

今回も「取り敢えず試してみる」ができるようなスケジュールではなかったので、次回は仮説検証の期間を取れたらいいですね。時間余ったらブラッシュアップしようかなと思っていたパネルも結局そのままになりましたし。

ただ、今回はお花屋さんへの発注後にUnity使う判断をしているのでそこで工数が全部狂った感はあります。

スカートの作り方

罫書きの手間

巻き尺をコンパスにすれば真円は描けますが、やはり型紙はあったほうがかなり高速化できそうです。面倒でも全部CADで型紙を描いてしまったほうがトータルで時間短縮できるかもしれません。

端処理がうまくいかない

どうあがいても斜めに縫うと歪むので、布用接着剤を試してみたいです。

ベロアを不用意に裁断してはいけない

本当に大惨事になります。

縫う順番を間違えた

今回は「ギリギリまでスカートの製法のレールに乗る」という方針で作ったのですが、結果としてはそれが仇になってパニエの固定などの難易度が不必要に上がってしまった他、アムンゼンを巻き込むヒヤリハットもありました(ベロアに隠れる部分だったのでセーフだっただけ)。

スカートの製法には拘らず、最も簡単に縫える順番を事前に検討しておくべきでした。

その他

制作過程を動画で撮ったら面白そうだなと思いました。撮るためには部屋を片付ける必要がありますが……。

Aqours Valentine's Day Concert

2/11(土)〜2/12(日)、武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催された「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours EXTRA LoveLive! 2023 ~It’s a 無限大☆WORLD~ Valentine's Day Concert」に両日参加しました。

A・ZU・NAと同様時間的余裕がないのでさらっと書きます。

今回のライブはラブライブ!サンシャイン!!として3年ぶり、Aqours9人としては3年8ヶ月ぶりの声出しライブでした。

2/11: Day.1

国立競技場から急いで飛田給に移動。

FUJIFILM SUPER CUPについてはこちらの記事に書いています。

p5750.hatenablog.com

飛田給駅Aqoursの広告が出ていました。

2週間ぶりの武蔵野の森総合スポーツプラザに到着。

アリーナ最前ドセンブロックの後ろの方でした。めちゃくちゃ近い。

初手、キービジュの衣装で登場して何をやるのかと思ったら「少女以上の恋がしたい」始まって馬鹿デカい声が出ました。その後も9人での声出しアリ披露はなんと2ndライブ以来となる「Pops heartで踊るんだもん!」など、2017〜2018のオタクに刺さる曲がたくさんありました。心が2017〜2018に還るようでした。

神の幕間ドラマを挟んで久しぶりに2期BD特典のソロ曲が披露されました。いつもは2日間で日替わりなので6曲目に突入してかなり驚きました。Aqoursとして初めて1日でソロ9曲。9人とも3rdの頃とは比べ物にならないくらいパフォーマンスのクオリティが上がっていてプレW杯で跡部に完勝した手塚を見る不二周助の顔付きになりました。

これが…今のの強さなのかい

ソロ曲の後には学年曲。5thぶりの「予測不可能Driving!」や4thぶりの「Waku-Waku-Week!」もめちゃくちゃ楽しかったですが、「Marine Border Parasol」がまた聴けたのが本当に嬉しくて、暗転中に傘持ってる2年生が見えた瞬間にボロボロ泣いてしまいました。

BANZAI! digital trippers」は1回目、ミクの位置を空けての披露。ミク来ないのかぁ〜と少しがっかりしましたが、アンコールでミクと共に2回目の披露が来て驚きました。1回目はラブライブ!シリーズのMV付き楽曲に課せられた一種の縛りとも言える「MVを再現する」という点にフォーカスするためにミクを出すことができず、2回目は逆にミクを出すためにMV再現を諦めている、というメルカトル図法正距方位図法のような関係にあるという理解をしました。2回目では

  • フォーメーションを崩して平面的にしている
  • メインスクリーンにMVを流さず、常に正面から望遠で撮った映像が流れている
  • 照明も映像の露出もミクを基準にしていて、Aqoursに当たる照明が弱めになっている

といった特徴がありました。MCでは「ミクちゃんが来てくれました」と言ってはいるものの、映像を見た感触としてはAqoursがミクの方に行っているという方が近い感じがします。

ラストの「ユメ語るよりユメ歌おう」でまた大合唱できたのが嬉しくて泣きながら歌ってました。オタクはfwfwしてないで歌え。

2/12: Day.2

「“MY LIST” to you!」が「待ってて愛のうた」に変わって絶叫しました。

Day.1では披露されたという事実だけで脳のキャパがオーバーしてしまった「Marine Border Parasol」、Day.2はちゃんと聴くことができ、ちゃんと歌詞で泣きました。

ラストは「勇気はどこに?君の胸に!」に変わりました。流石にイントロで大絶叫しました。ユメユメ以上に大合唱への思い出が深いこの曲。また落ちサビの伊波さんを見ることができて感無量でした。

おわりに

やっぱりAqoursのライブは私の帰る場所だなと感じさせる、実家のようなライブでした。その安心感の一方で、M1に「少女以上の恋がしたい」を入れるなど度肝を抜くようなこともやってきていて、次はどんな驚きを体験させてくれるのか楽しみになりました。

まだI live, I live love live! days!!と叫べていないのでホワイトデーに期待したいと思います。

次のイベントは2/25〜2/26のDiverDivaです。久しぶりに1週あくので英気を養いたいと思います。