Liella! 3rd LoveLive! Tour 〜WE WILL!!〜 東京公演

1/28〜1/29に武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催された「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~ 東京公演」に両日参加しました。

ll-fans.jp

1/28(土): Day1

のんびり家を出て開場直前くらいに飛田給へ。

ライブ

席はアリーナ後方のドセンでした。ほぼPA卓。メインステージはほぼ見えず、センステが辛うじて見える程度。

M3: Welcome to 僕らのセカイ

ウェルカムきな子は下段下手。きな子を探してめっちゃ背伸びしてギリギリ見えました。

M6: パレードはいつも

曲終わった後、やぶがくまの手を引いて捌けていってひっくり返りました。

M8: Dreamer Coaster

ロッコ交換のタイミングで、ファンサに夢中で移動するの忘れてた伊達ちゃんがのんに肩叩かれて慌てて移動してたのがめちゃくちゃ良かったです。

M10: POP TALKING

やっとトロッコが近くまで来ました。目の前でさゆなこトロッコが止まったので神でした。

M13: 揺らぐわ

2期生がまためちゃくちゃ良くなりました

M19: 未来の音が聞こえる

おそらく今回のツアーで初めて星が完成するのを待って拍手が起こりました。やればできるじゃないか。

EN3: Day1

Cメロの「強く手を繋いで」は伊達ちゃんが下から差しのべるような感じでのんと両手で握手する感じでした。

MC4

本日のダジャレは苦し紛れの「お疲レインボーブリッジ」でした。直後にりーちゃんのあぇ?顔と「東京難しい!」に対するなこの「知らんがな」で爆笑しました。

くま「地方公演を経て東京に戻ってきて、のんちゃんがすごい笑顔ですごい凛々しい顔になってて、それに心が動いてしまった。内側から出る喜びというか、楽しそうにしていて心を動かされてしまった。」

突然のんの成長情報を提供してくれる人、助かる。

のん「『甘えない』『怯えない』という新年の抱負をふと昨日思い出して、今日は絶対弱音を吐かないと思ってステージに立っているので、和奏が言ってくれて嬉しかった。」

実際この日ののんはなんとなくいつもよりも気迫があったように感じていたので納得感がありました。

ペイ「もう後ろには下がりません」

1stからいつもMCで後ずさりしていたペイを見てきたからこそ、ペイの決意を感じ取ることができてグッと来ました。

さゆ「『未来の音が聞こえる』で優勝を果たした後に『追いかける夢の先で』がある。優勝してなお夢を追い続けるんだということに公演中にふと気付いて、一層気合いが入った。これはここまでツアーを回ってみんなと一緒に来れたから感じられたこと。この気持ちを大切にしたい。」

ツアーを経たからこそ気づけたという捉え方、素敵だなと思いました。伊達ちゃんへ 「幕間」の読みは「まくあい」ですよ ぼくより

やぶ「もらった手紙に「やぶちゃんは私のことなんてすぐ忘れちゃうだろうけど」と書いてあって自分が許せなかった。みんなが届けてくれる気持ち以上のものを返したいが、まだまだ返し足りていない。自分なりにLiella!の活動を通して「あなたから力を貰っているからこんなに輝けているよ」ともっと伝えられるようになりたい」

考えつく限り最も失礼な手紙ですがやぶのマインドはあっぱれですね。

ラスト

可可「可可、結ヶ丘に来て、そして、みんなと一緒にスクールアイドルやってきて本当に本当によかったデス!そして、みんなとの時間、ワタルシミ……!」

スクールアイドルを夢見て来日した可可としてのこの言葉が本当に嬉しかったです。

りー「谢谢大家!新年快乐!バイバイ!」

中国語、谢谢大家と新年快乐しか聞き取れないまであるので知ってること言ってくれてよかったです。

終演後

調布で適当に飯屋を探しました。なぜか牛角になりました。

1/29(日): Day2

昼食

連番相手と合流してトリエ京王調布のレストラン街へ。わりと消去法気味に利久を選択。たん食う食うしました。メニューの牡蠣フライの写真見て完全に牡蠣フライの口になってしまったので牡蠣フライもつけましたが、多すぎて普通に後悔しました。あと多分この牡蠣に中って翌日の夜中に吐きました。

ライブ

2階のフラスタを見そびれていたので入場してすぐに見に行きました。1階と合わせておよそ60基ほどでしょうか。埼玉では一体何基来るのか楽しみですね。

席はアリーナ中程の下手端ブロック、通路席でした。横にカメラがあって横2席しかないところだったので連番者と2人だけで1列独占する形になり、誰も人が通らなくて開演までも快適に過ごせました。

M1: WE WILL!!

大阪は両日スタンド、前日は何も見えずだったので久しぶりに見上げる形でWE WILL!!を見た感じがしました。それでも15日ぶりなのが今月の濃密さを実感します。

M3: Welcome to 僕らのセカイ

ウェルカムきな子は上段上手でした。

M7: エンドレスサーキット

アリーナ端だったので目の前を通過していきました。じゃんけんはパーであいこでした。私はチョキを出したので勝ちました。

M10: POP TALKING

さゆなこトロッコ定点してましたがなんとなくいつもよりイチャイチャを抑えているような気がしました。

M11: ユートピアマジック

2サビ終わりで珍しくやぶがノリノリでくまとハートを作ってて破顔。

M13: 揺らぐわ

2期生の表情が良すぎました。過去イチだったかもしれません。

これまで配置移動は伊達ちゃんの動き以外あまりちゃんと見れていなかったのですが、改めて見ると学年ごとにかなり綺麗な移動をしていることに気づきました。

M14: 色づいて透明

サビ前まで歌っている人にだけピンスポが当たっていて他の人は逆光気味になっているのが、サビに入るときにふわりと全員浮かび上がるのが好きです。

M16: Sing!Shine!Smile!

Cメロの歌詞が本当に好きすぎて感情がめちゃくちゃになりました。あとこの曲は曲名のとおり、全員笑顔がまぶしすぎますね。

M18: 私のSymphony

今までで一番の完成度だったように思います。1番から2番での2期生の表情変化が本当に好き。

MC3

やぶの「あと何回この景色を見れるのかな」というスクールアイドルの刹那性を感じさせる涙ながらのMCで号泣しました。

やぶが話し終わった後にペイが逆サイドからティッシュを届けに行き、なこがペイを撫でていたのが印象的でした。

M20: 追いかける夢の先で

1サビの2期生の自由時間で4人で肩を寄せ合ってたのを見て涙腺崩壊しました。

EN1: 水しぶきのサイン

やぶのMCの後だったので歌詞が刺さりすぎてダメでした。

今日もラスサビの伊達ちゃんの笑顔が宇宙一でした。その後のんの頭を撫でるのも好きです。

EN2: 1.2.3!

来るとわかってたのに危うくイントロで叫びそうになりました。

りーえもトロッコが目の前で止まったりなこのんトロッコが2サビ中に通り過ぎたりしたので楽しかったです。

EN3: Day1

1サビ中に伊達ちゃんが目の前を通過しました。

Cメロのさゆのんの手の繋ぎ方がガッシリ掴む感じ(腕相撲の掴み方)になっていて、前日とニュアンスが全く違うものになっていて凄かったです。なんとなく、ここまでのツアーをやりきった感慨のようなものを感じさせました。

MC4

結那はドイツ語で宝石を意味するエーデルシュタインに触れて、「一人ひとりが色も形も違う宝石を持っている。自分の宝石を最高に輝かせる方法を見つけられればそれでいい。みんなが輝く宝石のようにかけがえない特別な存在。マルガレーテちゃんも自分もそうなりたいと思っていたのではないか。私も「本物の宝石になれる」ように、マルガレーテちゃんと一緒に頑張る」と話していました。ダジャレは「東京は最強!ありがTOKYO!」でした。

Liella!9人のMCで印象に残ったのは4人が触れた「ツアーの“舞台”性」と2人が触れた「スクールアイドルの刹那性」、そしてのんでした。

ツアーの“舞台”性

ここで私が「“舞台”性」と呼んでいるのは「(ほぼ)同じ内容の公演を繰り返すことで成長していくこと」です。巌裕次郎の「進化し続ける芝居こそ演劇だ」という台詞がありますが、それのことです(じゃあ「演劇性」なのでは?と思ったりもしましたが、反復性を示すには立つ「場所」の方が重要だと思うので敢えて「“舞台”性」と呼びます)。

くま「アンコール映像の『宇宙一のスクールアイドルになる』という言葉は勢いで言ったが、ツアー12公演を通して確かなものを掴んだ。もっともっと最高の景色を見せます」

ペイ「1stや2ndでは超えられなかった壁があった、3rdでは超えられたものもあったし、もっと磨きたいと思うこともどんどん発見することができた。ライブツアーはLiella!とマルガレーテちゃんがどんどん成長できる場だと改めて思った。これからもこの特別で非日常的な夢の中で歌を共有していきたい」

なこ「ファンミのトゥ・トゥ・トゥ!の映像には2期生から1期生への憧れ、羨望の眼差しが感じられた。今は2期生と目が合うと頼もしく感じる。仲間が増えて良かったとツアーを通して改めて感じることができた」

やぶ「3rdライブ直前の生放送で「ドキドキ : ワクワク = 9.9 : 0.1」と言ったが、今はワクワクが10を超えるくらいパフォーマンスをするのが楽しい。3rdライブツアーを通してLiella!のみんなとファンのことがもっと好きになった。埼玉ではもっと成長した姿を見せたい」

と、4人が触れていました。

ツアー中の成長はこれまでのラブライブ!シリーズにはないLiella!の魅力の一つだと思っています。そもそもこの公演数でツアーをやること自体がそれを意図したものでしょう。実際ここまでの12公演を通して、特に2期生は目を見張る成長を遂げたように思います。その成長を1期生が見守っていること、2期生自身が成長した実感を持てていること、1期生もまた更に成長しようとしていること。この関係性と成長志向が、言葉を選ばずに言うと美しいと思います。2期のテーマである「追いつけ、追い越せ――。」を感じさせるものでもありますね。

スクールアイドルの刹那性

金属に電気伝導性と熱伝導性があるように、スクールアイドルには「開かれていること」「刹那性」があります(「開かれていること」に「〜性」といううまい言い換えがあったら教えてください。開放性だとあまりしっくりこない)。刹那性についてはこのブログでも何度も触れていますが、劇場版の穂乃果の「限られた時間の中で精一杯輝こうとするスクールアイドルが好き」という台詞に象徴される概念です。

りー「キャストもメンバーも一緒に成長しているのがリアルな感じ。イマしかない9人のLiella!の時間がどのくらいあるのか。有限の時間でもっとイマだけのLiella!をちゃんと伝えたい。ベルーナドームに9人で立てる機会はその後またあるのかどうか分からない。リアルな時間を共有したい。Liella!の初めての声出しありの公演をみんなと一緒につくっていきたい」

さゆ「1月は毎週ライブがあったのであっという間に終わってしまった。スクールアイドルに憧れた理由は「限られた時間の中でメンバーたちが輝いている」ということ。「限られた時間の中」というのはひとつのライブもそうだし、今後一生続いていくわけではないということ。その中で、「なんでこんなのもできないんだよ」とやさぐれる自分もいたが、今振り返るとそれさえも小さく見える。悩んでいたことを振り返ると、色んな人に支えてもらっていたありがたみを感じる。この先どうなるかはわからないが、みんなと一緒なら楽しい笑顔でやっていけると信じている。ベルーナドームは声出し解禁で、それはもう1期生も2期生も関係ない。どんな状態になるのか全くわからないが、その日を楽しみに待っている。かのんちゃんが大好きな歌、私も大好きな歌が届いていたら嬉しい」

私はスクールアイドルの何が好きかを問われたときに刹那性を挙げる人が好きです。しかも伊達ちゃんのはほぼ穂乃果の引用に近いのでもっと好きです。私はスクールアイドルの刹那性のオタク故、語り出すときりがないのでこの場では諸々割愛しますが、Liella!はこの刹那性がこれまで以上に凝縮されたグループです。そんなLiella!が刹那性を語るたびにこの刹那を大切にしようという気持ちを新たにしています。

余談ですが過去を振り返ると悩みが小さく見えるというのはμ'sの「そして最後のページには」を思い出しました。そしペもμ'sの刹那性楽曲の代表格なので全人類聴いてください。

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のん

「昔から「ダメ人間生まれダメ人間育ち」「生きてる意味がないんじゃないか」と思っていた。オーディションに合格した頃は笑うことができなくて、そんな人間がラブライブ!シリーズの舞台に立ってみんなを幸せにできるのか、とずっと考えていたが、Liella!のメンバーや周りの人たち、ファンのみんなも素敵な人たちで、本当に大好きなグループ。ラブライブ!シリーズに出会って、Liella!のメンバーに出会って変われた。Liella!ならもっと上を目指せる、目指していきたい。ベルーナドームではここ以上に最高のステージを見せたい」

デビュー当時の発言の端々に滲み出ていた自己肯定感の低さ、そしてここ最近の目覚ましい成長。ここまでの変化を見てきたからこそ、このMCの重みを強く感じました。

ライブ翌日に投稿されたインスタでも補足されていますが、正しくそんな自己肯定感の低い、笑えない自分と決別するようなMCでした。

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EN4: TO BE CONTINUED

あのMCの後ということで、ラストののんの「僕の手を握りしめてよ」の笑顔が眩しすぎて泣きました。

ラスト

残ったのはなこやぶ。2人のパターンもあるなんて聞いてないんですけど?

ちぃ「あ、メイちゃんメイちゃん、今日もかわいかったよ♡」
メイ「ち、ちしゃとしぇんぱい……!」

からのなこの肩に肘を置いての

やぶ「なこのとなり」

で爆笑しました。ズルすぎる。Liella!のライブで写真集の販促をすな

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終演後

昼食べすぎてまだ腹が減っていなかったので夕食を会場から遠いところまで引き伸ばす作戦。

北千住の「麺屋 音」で鶏塩そばを食べました。

おわりに

Liella!の声出しなしの(たぶん)最後のライブが終わりました。デビュー以来ずっと声出しなしのLiella!にとって、これは大きな節目なのではないかと思います。声出しなしを前提としたスタイルをここまで積み上げてきたわけで、その集大成とも言えるライブでした。MCでの“舞台”性や刹那性への言及の多さもそれを物語っていますね。

“舞台”性や刹那性は私がLiella!に感じている魅力のかなり根源に近いものだと思っています。次の埼玉公演からは声出しが解禁され、また新しいLiella!のスタイルが生まれていくことになるでしょう。正直私は「ドキドキ : ワクワク = 9.9 : 0.1」ですが、今後のLiella!の“舞台”性や刹那性がどう更新されていくのか、見届けていきたいです。